新型コロナウイルスに対する臨時休業のお知らせ

平素よりhair resort Aiを、ご愛顧賜りまして、厚く御礼申し上げます。
皆様におかれましては、新型コロナウイルスの流行によりご不安を抱えての日々をお過ごしのことと思います。

この度、4月7日に発令されました新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく【緊急事態宣言】に伴い、美容室への休業要請は受けておりませんが、発令の深刻さを真摯に受け止め、苦渋の選択ではございますが、当サロンではお客様とスタッフの健康と安全を最優先に考えた結果、臨時休業の判断を取ることと致しました。

◯臨時休業期間◯
4月11日(土)〜4月17日(金)

お客様には大変ご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。

すでに4月11日以降でご予約をいただいているお客様に関しましては、順次LINE@やお電話にてご変更のご連絡を致しますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
Hotpepper Beautyからご予約いただいている方はご自身でもキャンセルが可能です。(キャンセル完了のメールをご確認ください。)
その後、4月18日以降でご予約を再度いただけましたら幸いです。

ご予約の移動やキャンセルなどで、お客様には大変なご迷惑をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます。
ご質問などございましたら、気兼ねなくご連絡ください。

国が「国民の生活に必要」と発されたように、美意識は、日々の生活の活力になると考えます。
営業再開の18日(土)以降はサロン内の衛生管理、スタッフの感染予防、感染拡大防止を徹底して参ります。
そのため、スタッフのマスク着用での接客対応となりますことを、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
見通しの立たない世の中で、少しでも当店をご利用の間はストレス軽減となり、快適な空間をご提供できるよう努めてまいります。
そして綺麗を提供させていただくことで、少しでも日々の活力となり笑顔の日々が続けばと願っております。

お客様には大変ご迷惑やご不便をおかけしますが、何卒ご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

そして、最後にこの度の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりなられた方々及び、ご家族・関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。
また医療従事者をはじめ、行政の皆様等、感染防止にご尽力されている皆様に、深謝申し上げます。
日々頑張ってくださる皆様のおかげで、たくさんの命が救われています。

私達にできることを私達もやっていきたいと思います。
一刻も早く事態が終息に向かうことを願うばかりです。

皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

hair resort Ai
hair resort YuA
color resort Ai

株式会社ラ・リューン ドゥース

代表取締役 古藤 知裕

社員旅行~1泊2日スノボ旅行~

新型コロナウイルスの影響で、いろいろな情報が行き交い穏やかでいられない状況が続いています。

2月26日、27日で社員旅行に行ってきました。

最近では海外旅行、1泊2日のスノボ旅行、日帰り旅行と選べるようにして

好きなところに参加するスタイルにしています。

今回はスノボ旅行。

朝早い集合でしたが、みんな楽しんでいました。

夜の宴会でもイベントを考えてスタッフ同士の交流を深めています。

日頃の運動不足も解消されて 体を動かすのはいいことですね!!

新型コロナに関して 日々環境や動向が変化する見通しの立たない世の中です。
SNSなどの活字を鵜呑みにして思い詰めることなどなく
新しい情報など感染拡大状況を注視しながら
スタッフやお客様のために対応を検討・実施していきたいと思っています。

 

2020年の抱負

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昨年は業界内でも異例のスピードでの出店ラッシュとなりました。

1月 西日暮里店
3月 浅草店
7月 原宿店
8月 浅草橋店
9月 葛西店
11月 銀座に志かわ秋葉原店

特に原宿店は初のメンズ専門サロン&自動精算機導入、浅草橋店は初のFC(フランチャイズ)店舗、葛西店は初のカラーに特化したオートシャンプー導入のセルフブロー店舗、そしてに志かわ秋葉原店は初のFCによる飲食店舗となり、2018年11月からオープンしたバインミーさんどはちょうどオープン1年にあたる11月にキッチンカーグルメ選手権において埼スタ賞を受賞しました。
こうして2019年はスタッフに協力してもらい、初の試みにチャレンジ出来た1年でした。

会社の経営理念『笑顔を創る』

僕はスタッフの笑顔のために会社を設立しました。スタッフの満足度がお客様に対しての満足度にもつながると思っています。

さらに、3C『チャンス・チャレンジ・チャンス』を掲げていますが、
今年はそこに『Continueコンティーニュ』をプラスすることにしました。それは3Cを元にマネージャー陣、店長をはじめスタッフみんなが共にいい内容を継続していけるように。。。
2020年4月にcolor resort Aiとして埼玉県の川口に新店舗をオープンすることにしました!初の埼玉進出です。
カラーに特化した店舗を増やすことでこれまで以上にアシスタントの入客機会も増え、その経験は間違いなく技術として向上していくと思います。

また会社としてもFCによる独立支援の仕組みを強化して浅草橋店をモデルケースとした支援であったり、お金がなくても独立を目指せる制度、親しんだ店舗の買取による独立など、その人に合ったパターンの独立を応援します。

僕は公言したことは実現します。

2020年のhair resort Aiの成長とスタッフ一人ひとりの成長を
見届けていただければと思います。

遅くなりましたが、今年一年もよろしくお願いいたします。

Recodeに掲載してもらいましたVol.7

Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。

ぜひ読んでください。

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.7

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、hair resort Aiの魅力と今後の展望についてお伺いしました(7/7)

着実に日本で事業を拡大しつつ、世界へ挑戦

インタビュアー:

前回は美容師の経営に関する知識についてお伺いしました。

それでは最後になるのですが、古藤さんの考えるヘアリゾートAi様の魅力とこれからの展望をお聞かせいただけたらと思います。

古藤さん:

魅力ですか、そうですね……。

ウチの会社はまだまだ若いので、色んなことに挑戦するチャンスがあることだと思います。

「こういうのやりたい」といえばどんどんやらせますし、僕がダメということもほとんどないです。頑張ってやってみて、失敗することが悪いことだとは全く思いません。

うちの会社の行動のスローガンで「3C」というのがあって、「チャンスがあってチャレンジできて、チェンジできる」というものです。

挑戦して変わることができるのは、やはりうちの会社のすごい魅力なのではないかなと思います。

古い会社だと、年齢層が高い人も多くなります。やはり年齢が高いと頭固くなってしまうこともあると思うんです。

インタビュアー:

(笑)

古藤さん:

ウチは一番年齢が高くて40ぐらいなので、新しいことをどんどんやっていけるというのが魅力のひとつなのかなと思います。

インタビュアー:

なるほど。今後についてはどうお考えですか?

古藤さん:

そうですね。やはり、人に感謝されることをしたいですよね。

なので今後の展望としては、海外に、今でしたらフィリピンにボランティアで美容専門学校を設立しようかなと考えています。

そうしたら、手に職がない人達がウチの学校で技術を身につけることができます。同時に直営のフランチャイズ店を2・3店舗くらい募集します。

あとは、お金持ちで、「フランチャイズ店やりたい」という人に仕組みを教えてあげて、そうして増えて行った店舗にさきほどの専門学校の卒業生を紹介してあげるんです。

全員がwin-winになるかなと思います。

インタビュアー:

世界ですか!

古藤さん:

はい。世界の人たちのために何ができるのかと考えた時に、僕ができるのはそれぐらいしかないですし。喜んでもらえて、商売にもなります。

まだ「うまくいくだろうなぁ」という軽い感じなんですけれど。

それでも、毎年スタッフを連れて、海外スタッフの行っている美容室をちゃんとチェックして、この町ならいけそうだなというのも色々いくつか見つけてるんです。

なので、実現させたいですね。日本の美容のレベルは高いと思うので。海外に行って、美容師であることの素晴らしさに気づくことも多いんですよ。

インタビュアー:

なるほど。国内ではどうお考えですか?

古藤さん:

そうですね、歳を重ねたスタッフが引退後に、1ヶ月のうち1週間新人の練習をみるシステムとか

ある程度お金をもらえて、気分転換にもなると思うんですよね。

教育はすごいやりがいを感じることだと思うんですよ。自分が成長するのも嬉しいけど人を成長させても同じだけ嬉しい気持ちになりますし。

インタビュアー:

確かにそうですね。

託児所付きのアカデミーなど、美容業をコアにして活躍の場を広げていく

古藤さん:

あとは、託児所つきのアカデミー。

色んな人にチャンスがあればいいなと思っています。また、マツエクの学校とかは本当に建てたいなと思いますね。

美容師免許持っていて、「アシスタントはもうやれないな」「少し働きたいけれど子どもがいるからな」という主婦にマツエクとかすごくいいと思うんですよね。

普通で働くより絶対給料も良いですし。

インタビュアー:

マツエクは需要もありますもんね。

古藤さん:

そうですね、需要もあります。あとは子どもにも自信を持って言える仕事内容です。別に何の仕事がダメとか良いとかはないと思うんですけど、キレイな仕事だとは思います。

そして、人に直接ありがとうと言ってもらえる仕事は中々ないですし、それでいてまた来てくださいと言える仕事は美容師くらいなのかなと思っています。

インタビュアー:

確かにそうかもしれないですね。

古藤さん:

もう一つ、これは美容業とは少し違うんですけれど、結婚相談所のようなものをやりたいと考えています。もう経営するつもりで、初期投資に少しお金はかかるんですけれど、世界最大手のとこのアプリのシステムを使って行おうと考えているんです。

というのも、ウチのお店に来ているお客さんでもやはり時間がなくて出会いがないという人がたくさんいるんですよね。

いきなり結婚相談所にいくことは、やはりハードル高いですよね。

インタビュアー:

行こうと決断するのはなかなか難しいと思います。

やはり「結婚」に関わるとなると、とてもハードルが高く感じます。

古藤さん:

でも、担当している美容師さんが「今度からウチでこういうの始めたんですけどどうですか。すごいいい人がいるんですよ」と言えば、ハードルは下がるし、知らない人に紹介されるよりは信頼もできると思うんです。

だから結婚相談所をやる会社として、美容室が一番いいと思うんですよ。

でも、結婚相談所のバックについてる業種として今はまだ2位なんですよね。1位は保険業なんですけれど。あとは飲食とかもやりたいですよね。ホント、色々考えてます(笑)

インタビュアー:

美容業をコアにして、日本だけでなく世界にまで活躍の場を広げていくということですね!

今日は色々なお話をありがとうございました。

古藤さん:

ありがとうございました。

Recodeに掲載してもらいましたVol.6

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.6

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、古藤さんご自身がブログなどで発信されている経営についての知識についてお伺いしました(6/7)

“経営についての教育”が美容室を大きくする

インタビュアー:

古藤さんはブログなどでも経営に関しての知識や情報をかなりオープンに発信していらっしゃいますが、そちらに至った経緯などをお話いただけますか?

古藤さん:

今、美容業界では経営に関しての知識をオープンにしないような、隠す風潮のようなものがあると思うんです。

原因としては、そこまで知っている人があまりいないというのが一つと、やはり独立されると店にとってマイナスな部分が決して小さくないから、というのもあると思うんですね。

ウチの場合は独立したいのなら辞めて独立したらいいという考え方なんですけど。(笑)

それで、実際にしてみるとわかるんですけれど、経営を教えることは大変なんですよ。

少し話が変わるのですが、一般の職業で独立する人の割合は小さいですよね。

何故かと考えたら、大学とかで勉強して、経営自体がそんなに簡単じゃないと感じるからだと思うんです。そんなリスクをとるよりは、企業に所属して、その中で自分の役割を探して仕事した方がやりがいも見つけられるし、収入的にも精神的にも安定するじゃないですか。

インタビュアー:

はい。正直なところ、やはり経営者になるには勇気がいるなと思います。

古藤さん:

でも、美容師の場合は、経営に関する勉強もあまりしていない方が多いし、やはり我が強いので、お客さんから少し支持されて、「辞めて独立します」というパターンで潰れていく人はとても多いんですよ。

インタビュアー:

そんなに多いのですか?

古藤さん:

はい。結局、大部分は勉強不足で潰れているんです。

良立地の条件や、「仮にここに出店した場合、売り上げはこのぐらいあがるだろう」というのは、きちんと計算すれば大体でます。

売り上げを上げるための内容なんて基本的には、「もうこれしかない」というお決まりのパターンのようなものがあるんですよね。

インタビュアー:

経営がうまく行かない美容室は勢いだけでなんとかしようとしている部分がある、と。

古藤さん:

そうですね。すごく能力があり、カットの才能がたくさんあって、お客さんに褒められて、自分でお店をだして。でも、やがて年齢を重ねて自分が少し営業から離れていく時に、自分がやることで売り上げが成り立つという仕組みは、自分がやらなければ売り上げは下がるということに気が付くんです。

インタビュアー:

はい。

古藤さん:

そこで終わってしまう人は多いと思うんです。

だからこそやらないとダメなのが、スタッフ教育だと思うんですよ。ビジネス的なものだけではなくて、本来的な人間力のようなものを高めることの講習も、もちろん必要だと思うのですけど。

ウチは経営に関してはかなり具体的に教えてます。

例えば、「何坪でシャンプー台何席あって、これなら単価がOO円で、サイクルが××回転だとしたら売り上げはこのくらいになる。土日も考えるとこのくらい。でもその規模を回すために必要な人数は何人で」という感じで。

勉強させると「あ、これでこれくらいしかお金がもらえないんだ。だったら今のところにいた方がいいな」ということを考えることができるようになるんですよね。

インタビュアー:

なるほど。スタッフさん達に経営についてしっかり勉強してもらうことが、才能ある美容師を潰さないだけでなく、会社を大きくすることにも繋がるんですね。

古藤さん:

はい。あと、これは経営の戦略というより、会社を大きくするためのビジネスアイデアなんですけれど、店の月の売り上げの5%くらいをいただいて、Aiという名前を貸してあげるんです。

その店には要望があれば、1日1万円くらいでアシスタントを送ってあげます。

それでもう人材はなんとかなる。ただそれだと1ヶ月に30万円くらい払うことになるのですが、自分たちでその子にアプローチして、その子が「移動します」となれば、30万円ウチにはらってくれたらそれを認めますよ、という感じです。

インタビュアー:

なるほど。

古藤さん:

月の売り上げの5%なのですが、それくらいは材料の仕入れコストが下がる分で帳消しできますし。

ウチと同じ材料を使うんで、スケールメリットですね。さらに求人サイトにも、ウチの名前で載せられるので人も集まりやすくなります。win-winだと思うんですよね。

やり方も全部自分の好きにしていいよと。反対に、材料代の面だったり、人の教育だったりする部分で5%をもらう。でもそちらには損はそこまでないよね、という。

そうしたら、さらに2店舗目、3店舗目、そこまで能力がない人でも出店できる可能性が増えるんですよ。

インタビュアー:

確かに増えますね。

スタッフだけでなく、サロンとしても成長できる仕組みをつくる

古藤さん:

あともう一つ今考えているのが、居抜き物件を何軒か購入して改修し、オーナーになりたい人に売るというのがあるんです。

内容としては、ウチがリノベーション込みで500万で用意できたとしたら、その店舗を完全に1から建てた場合の価格を考慮にいれて、2400万くらいで売ります。

もちろん、オープン後もサポートをして、オーナーも十分初期投資を回収できるようにします。

そうすると、ウチとしても1900万の利益を得ることができますし、毎月のロイヤリティーも入ってきますよね。オーナーも完全に新規で出店するよりはやりやすいはずです。

今後スタッフが独立したいという時にも使えますしね。

インタビュアー:

確かに。

古藤さん:

こういう感じで仕組みを一つ一つ作っていて、経営者になるための教育と、実際に店舗を出させて広げていくという。

きちんともらうものはいただいて、頑張ったら頑張った分だけ返ってくるシステムがないと、そこまでやはり頑張れないですしね。

インタビュアー:

そうですよね。

古藤さん:

さらにオーナーになると、今までの100%を超えて頑張れると思うんです。だから、オーナーになり、失敗しないようなシステムを今後もどんどんつくっていこうと思っています。

インタビュアー:

経営の知識を教えることや、独立やそういったサポートに関する制度をしっかりと組み立てていくことが将来的にサロンとしても成長するし、スタッフのためにもなっていくんですね。

それでは最後になりますが、次回はhair resort Ai様の魅力と、これからの展望をお聞かせいただければと思います。

Recodeに掲載してもらいましたVol.5

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.5

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、hair resort Aiで行われている採用活動ついてお伺いしました(5/7)

独自性を出すことで他サロンとの差別化を

インタビュアー:

採用についてですが、一般的なサロンでは人員不足が続く中、hair resort Ai様は速いスピードで採用数を伸ばしているかと思いますが、独自の採用活動などございましたらお伺いしたいです。

古藤さん:

まず、人材を確保する上で最初に考えたのが、イメージをつけるということです。

求人を見た時に、「あ、この絵どこかで見たことある」というところまで行くためにイラストをデザインして頂きました。

その当時、お店の壁に貼るのは自分の所で行なった撮影のスタイリングや女の人の写真というのが大半であり、イラストでイメージをつけるということをやっている所が少なかったのです。

狙いは的中し、「求人でこの絵を見たことがある」と言って毎年毎年応募人数が増えてきました。

結局独自性が無ければ、他とあまり差別化ができません。

他のサロンさんの最近の採用ではイラストを使ってイメージを作る所も大分増えてきましたが、おそらくウチが最初だと思いますね。

インタビュアー:

なるほど。まずイメージを浸透させて差別化を図るところから始めたと。

古藤さん:

はい。それと見学に来てくれる子のために、ウェルカム看板の作成やLINEを教えてもらい連絡を取るようにするなどそういうことは当たり前にやっていますね。

あとは説明会で必ず言っているのが、「他のサロンを見学にも行っていない人は全部お断り」というところですね。

インタビュアー:

それはまたどういった理由なのでしょうか?

古藤さん:

ちゃんと選んで、ウチに決めた子の方が絶対離職率は低くなると思うためです。色々と他を見てもらえれば、絶対ウチの方が条件良いはずなので。

勿論、営業時間はまだまだ長いところはありますが、美容業界の水準を考えてみると、給料面や保険面はもちろんのこと、シェアハウスやまつエクアシスタントの内容、教育の内容と細かいところまでトータルで考えれば、本当にウチはかなり良いレベルだと思います。

インタビュアー:

他のサロンと比べて色々な面で環境が整っているという自信があるからこそ、「他のサロンを見学にも行っていない人は全部お断り」という言葉に繋がるんですね。

古藤さん:

今の1年目や2年目の子が、ウチを紹介してくれている確率もかなり高いんですよ。

あと、さっきお話した教育システムもアピールポイントになっていますね。

インタビュアー:

やはり働く環境が整っていれば、自然と「入りたい」人は増えていくというわけですね。

古藤さん:

はい。あとはUSP(ユニークセリングプロポジション)の部分を意識しています。やはり他にはないウチだけのウリがないと意味がないので。

例を挙げると、ウチはアシスタントのうちからメイクで入客が可能です。

面接の時などにメイクのお客さんが一年間でどれ程来ると思うかという話をよくしています。

「仮に1か月で1,000人から2,000人ぐらいお客さんが来る美容室で、メイクのお客さんはどのくらい来ると思いますか。」と。一般的にどのくらいだと思いますか?

インタビュアー:

メイクのみですか?

古藤さん:

はい、メイクのお客様のみです。

インタビュアー:

100人くらいですかね?

古藤さん:

全然そんなことありません。おそらくどこの美容室も1年間で2~3人ですよ。

インタビュアー:

そんなに少ないんですか!?

古藤さん:

はい。でも皆知らないですよね。けれど改めて考えてみてください、自分の周りの親戚や友達の中に、メイクで美容室に行ったという子いました?

インタビュアー:

確かに、あまり聞いたことが無いです。結婚式のパーティーなど、そういう時しか行かないイメージですね。

古藤さん:

そうですよね。それもヘアアレンジがメインで、メイクまでやらないことが多いです。

だからウチは、1時間内にヘアアレンジとメイクをし4860円といった料金設定でセットにしています。実際にカットでも4800円も貰えれば十分なんです。

ちなみにウチは他のサロンの200倍、300倍くらいは(メイクの)お客さんが来ます。アレンジとセットにさえしてしまえば、お客さんは来るんですよ。

“時代に合わせた考え方”を持つ姿勢が鍵

古藤さん:

ヘアアレンジとメイクのセットは、1時間内で終わり、加えて材料代も掛からないのでとても良いと思うんですが、なぜ他の美容室はやらないと思います?

インタビュアー:

そもそもそういう発想がないからでしょうか?

古藤さん:

そうですよね。それももちろんあると思います。

インタビュアー:

そこまでメイクを重要視していないとか?

古藤さん:

なぜなら、スタイリストがメイクをやると給料がそれほど入らないからです。だからスタイリストはあまりやりたがらないんですね。

でも、専門学校を卒業したての人とスタイリストの人とのメイクの暦なんて然程変わらないんです。

であればアシスタントでも良いのですが、他のどこの美容室も大抵スタイリストになってからメイクの入客になっていますよね。

ウチは入って2ヶ月目でも出来る子は入客させています。

つまり、アシスタントが入客できるかどうかが、(ヘアアレンジとメイクをセットで提供することを)やれるかどうかになるというわけです。

インタビュアー:

なるほど。

古藤さん:

あとはデンマンブラシでブローしているなど、今はやらないじゃないですか。けれど、ブローもびっくりするぐらい練習するわけですよ。

ウチは既に最初の段階で仕上げぐらいであればアイロンでやってください、みたいな感じです。今の子はアイロン慣れていますから。

インタビュアー:

慣れていますね。(笑)

古藤さん:

であれば慣れているアイロンでやった方が絶対良いし、マニキュアとかももちろんやらせてはいますが、その重要視している割合が昔とはやっぱり違いますよね。

マニキュア塗る人ってそうそういませんし。

ならば、カットの方を早くやらせた方が絶対良いですよね。早くスタイリストになる為の仕組みとして、考え方としてその方が良いかという具合で時代に合わせて次々と新しく変えていっています。

インタビュアー:

昔ながらの慣習にこだわらず、時代に合わせてやり方や重要視するものを変えていってらっしゃるわけですね。

古藤さん:

その通りです。ウチが3年目にしてここまで大きくなれたのも、常に時代に適応して変化していくという姿勢を持ち続けていたからだと思いますね。

インタビューアー:

やはり時代に合わせた考え方は大切なんですね。

それでは次回、古藤さんが考える“経営”の知識についてお伺いしたいと思います。

Recodeに掲載してもらいましたVol.4

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.4

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、hair resort Aiで行われているサロン内の雰囲気を良くするための取り組みについてお伺いしました(4/7)

お店の雰囲気を変えた“ありがとうポイント”

インタビュアー:

以前アプリを利用して「ありがとうポイント」をやり取りしている、という記事を拝見しました。

とても興味深いと思ったのですが、こちらについてお聞かせいただけないでしょうか。

古藤さん:

そうですね。まず報告システムのようなものは大抵のサロンにあると思いますが、ウチにも元々そういうものがありました。

当時、150人程スタッフがいましたが、「あの人のこういうところが悪い」というマイナスの報告が何百件も来ていました。それを見てるとこちらのメンタルが参りそうになってしまって。

報告システムを導入した目的はそういうものじゃなく、「自分が練習していた時に◯◯さんが手伝ってくれました」という感じの報告を受けて、その手伝ってくれた子を僕が労るなど、そういうことをするためのものでした。

しかし、その逆のことが多くなってしまいましたね。悪い報告を受けて、僕が対処するいう。

インタビュアー:

ああ……。

古藤さん:

これは違うなと思い、色々な評価制度を調べていた時に「サンクスギフト」というものを見つけました。

詳しく見てみると、本当に人の良いところを探す内容になっていると思いまして、試しに導入してみることにしたんです。

可視化した“ありがとう”により、違う視点を持つことができる

インタビュアー:

なるほど。導入して具体的に感じたことなどはありますか?

古藤さん:

「この子とあの子はこういう関係で、こういうことをしてありがとうコインを送っている」ということを見るだけでも、僕のストレスは大分減りました。

これは良いと思い本格的に導入することにしましたね。

インタビュアー:

導入されたことにより、お店の雰囲気などは変わりましたか?

古藤さん:

スタッフからも「なんかちょっと店の雰囲気良くなりましたよね」と声をかけられるなど、明らかに空気は良くなりましたし、僕自身も今まで気づかなかったスタッフ達の姿に気づけるようになりました。

例えば、今までそういう子ではないと思っていた子が色んな子にコインを送っていて、実際色んなところで感謝をするようになるなど、そういった感じです。

それで、僕としても今までよりももっとスタッフ達のことを大事に思えるようになってきて。要はこっちとしてもスタッフのことを好きな方が、もっとスタッフのこと考えられるじゃないですか。

反対に、そういう環境が無く、顔が見えなかったり、皆が考えていることが見えなければ、自分勝手に走ってしまうこともあると思うので、経営の方針を決める上でも、皆の為にもっと何かできないかという視点を持つという意味でも、サンクスギフトって良いなと思っています。

インタビュアー:

経営者とスタッフ両方にとってメリットがあるということですね。

古藤さん:

そうです。ウチではそのコインが有給やディズニーランドのペアチケットなど、そういうのに換えることができるようにしています。

一番低い点数であれば、500ポイントで店長、マネージャーと美味しいごはんを食べられるクーポンです。不思議なことに、まだ誰も使っておりませんが。(笑)

インタビュアー:

(笑)

それでは次回、古藤さんが採用に関して取り組まれていることについて聞いていきたいと思います。

 

Recodeに掲載してもらいましたVol.3

Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.3

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、hair resort Aiで行われている教育についてお伺いしました。(3/7)

多彩な早期教育システム

インタビュアー:

前回は、サロンの特徴や福利厚生などについてお伺いしました。

今回はhair resort Ai様の教育システムなどの特長などをお伺いさせていただけますか。

古藤さん:

早期教育システムが特徴かと思います。

ホリエモンさんとか、そういった人たちがよく「寿司屋さんが握る練習をする前に長い年数雑用をやるのは意味がない」とよく言ってるじゃないですか。

ホントにそうだなと僕は思っていて、美容業界でも同じことが言えると感じています。

だからこそ、ウチは1年でデビューできるシステムです。

インタビュアー:

そんなに早くできるんですね。どのようにして1年でデビューできるのか、具体的に教えていただくことはできますか?

古藤さん:

例えば、来年新卒の子でもう早期育成が始まっている子たちがいます。

システムとしては、給料が15万で安い代わりに20日出勤で10日休みなんです。

インタビュアー:

早期育成ということなので、もう少しカツカツしたスケジュールをイメージしていました。意外とお休みが多いんですね。

古藤さん:

そうなんです。その休みの時に、「アカデミー」で練習したい人には練習してもらっています。

インタビュアー:

意欲がある子にだけ練習させるといった感じなんでしょうか?

古藤さん:

会社から強制という形にしてしまうのは良くないと思ってます。

もちろん、行くって子でないと15万設定の10日休みはやらせませんし、そもそも早期育成のプランではやらせませんが、本人に意欲があればやらせます。

来年は3ヶ月でスタイリストデビューさせたいと考えています。

個々に合わせた“早期教育システム”で、最短3ヵ月でデビューを目指す

インタビュアー:

3ヶ月でデビューというのは本当に可能なのでしょうか?

古藤さん:

そのためには条件がたくさんあるんですが、まず一つは6月までに内定を決めた人です。

具体的な練習の日程があって、学生のうちから夏休みに練習させます。もちろん早期教育の子達には、夏休みから練習してもらうってことの確認をしておき、さらにその子の学校の先生にもこういう内容でこの子はやらせていきますっていうのをキチンと伝えています。

インタビュアー:

学校にまでお伝えするんですね。

古藤さん:

そうです。かなり練習もさせていきますから。キチンと伝えておかないと色々問題になりかねないので、学校の先生を味方につけてやってますね。(笑)

そうして、夏休み、冬休み、春休みの練習に来てもらい、4月からは20日出勤で10日休みのスタイルになります。

大体の計算では、一人の人がスタイリストデビューまでに300時間は必要になります。

練習するときは、今日やって明日やらなくて明後日やって、朝一時間だけやって、というように結構ばらつきがあることが多いのですが、それってまた覚えて忘れての繰り返しですよね。

20日出勤で10日休みのスタイルになると、圧倒的にその10日間のうち6日間は1日8時間は練習できるんです

8時間練習するのと日が飛んで1時間ずつ毎日練習したのとではどちらが成長するかと言えば、集中制、連続でやった方が成長します。

思い出す時間の遅れが無いので、30分思い出す時間で30分成長した、そしてまた次の日30分ダウンして、という内容になるより連続でやった方が良いということです。

出勤の中の練習は平日に5時間行うので、出勤20日間の中に土日が8日間含まれていたとしても、60時間確保できます。

休日10日のうち、8時間の練習を6日してもらえれば48時間ですよね。すると1ヶ月に108時間。これを3ヶ月続ければ、324時間になります。

祝日などを考慮しても、夏休みや冬休みの分があるので十分300時間に到達します。なので3ヶ月でいけるかと。

インタビュアー:

確かにそう聞くといけそうな気がしますね。

古藤さん:

はい。従来の「少しの時間の練習を合間合間に長く続ける」のではなく、「まとまった時間の練習を連続で短期間やる」んです。

従来の方式だと練習の間が空いてしまうので、思い出す時間も必要になってきてしまいます。それだと、3歩進んで2歩下がるみたいじゃないですか。そういう観点で3ヶ月間ぎゅっと濃密にさせてしっかり成長してもらうという感じです。

インタビュアー:

確かに濃密に行なう方が効率も良さそうですね。

古藤さん:

今その早期教育プログラムを受けてもらう子を5人だけ決めています。

5人のうち3人、もし仮に上手くデビューさせることができれば、ウチは3ヶ月でデビューしましたと言えますよね。

インタビュアー:

はい。言えると思います。

古藤さん:

そうすると、ウチに入りたいと思ってくれる優秀な学生さんが増えますよね。

この早期教育システムを受けるには、6月に内定を取っていることが条件の一つだと先ほど言いましたが、それとは別に「特待生制度」というものもあります。

インタビュアー:

特待生、ですか?

古藤さん:

はい。学校で賞を取っていることやコンテストで入賞している人たちは、学生の時から特に頑張っているのに、美容室に入る時に別に特典とかがあるわけではありません。

しかし、ウチはそれを評価してその人たちに早期教育システムを受けられる権利を最優先にあげています。

なので、この3ヶ月でデビューさせるというプランが成功すれば、次からさらに優秀な学生を確保することができると考えています。

インタビュアー:

確かに、学生も自分の頑張りを評価してもらえる美容室を選びたいと思います。

古藤さん:

なので、この3ヶ月の早期教育システムを全員にやってもらおうとは全然考えておりません。

早期教育システムにも色々なパターンがあり、他の例を挙げますと、少しエスコートというチラシ配りで評価がある人が4か月間できる内容であったり、「3ヶ月15万円で休みも練習する」までいかなくとも、18万円の内容の中での早期育成もあるんですよ。

むしろそちらの方が今は多数派になっています。

インタビュアー:

その方々に合わせて、色々なパターンから早期のデビューを目指せるんですね。

古藤さん:

そうなんですよ。色んなパターンの中で自分のやりたいようにやればいいと思っています。

例えば、まつエクやりたい子はまつエクアシスタントというのもあるので、アシスタントをやりながらまつエクの入客も可能。それも全部営業時間で練習できます。他の美容室ではなかなかありません。

インタビュアー:

はい。なかなか難しいと思います。

古藤さん:

早期教育とニーズに合わせた様々なパターンがあることが、ウチの教育システムの特徴ではないかと思います。

インタビュアー:

なるほど。ただの早期育成だけでなく、それぞれに合わせられるということも大きな特徴ですね。

それでは次回、古藤さんがサロン内の雰囲気を良くするために取り組まれたことについて聞いていきたいと思います。

 

Recodeに掲載してもらいました Vol.2

Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。

ぜひ読んでください。

>>Recode記事はコチラ<<

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.2

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、サロンの特徴や福利厚生についてお伺いしました。(2/7)

スタッフを想う気持ちがきっかけとなった託児所の併設

インタビュアー:

前回は集客の方法についてお話いただきました。

今回は福利厚生、働く環境などをお聞かせいただければと思います。

古藤さん:

そうですね。まずウチの会社の大きな特色は、託児所があることだと思います。現在は保育士さんが5人いて、代わりばんこに見てもらっています。

秋葉原店と上野店にあるのですが、そこでママさん美容師に活躍してもらっていますね。最近はウチで働いてくれている美容師もママさんが多くなってきているので。

普通だと託児所料金取ると思うんですけど、ウチでは1円ももらっていません。

なので、お客さんもそこに子供を預けてウチを利用できます。あと、練習したいときにも託児所を利用できるようにしています。

インタビュアー:

そうなんですね!営業日だけではなく練習のときも利用できるというのはすごいと感じます。

古藤さん:

そうなんです。そこが他とは圧倒的に違うかと思います。

練習の時に託児所が利用できるので、「子供はいるけどスタイリストになりたい」というアシスタントの子が、スタイリストになることも可能です。

先日、実際にそうやってスタイリストデビューした子もいるんですよ。

インタビュアー:

それはすごいですね!

古藤さん:

小さな子供がいながら、アシスタントからスタイリストデビューすることはなかなか難しいところがあるので、普通だと諦めがちなのではないかと思います。

けれど、ウチには練習したい時に練習をみて指導してくれる人もいますから、「できる環境があれば頑張りたい」という人にとっては環境が整っていると思います。

インタビュアー:

今の美容業界の大きな課題の一つに人材不足というものがあると思うのですが、その解決方法として、子供がいる美容師さんたちに活躍してもらう為に託児所をつくったといった感じなのでしょうか?

古藤さん:

いえ、そうではありません。

実際ウチは入ってくる新人の数が多いので「人手不足」かと言われたらそうではないのです。

なので、主婦が欲しいからつくったということではありません。

インタビュアー:

では、どうして託児所を造ろうと?

古藤さん:

最初のきっかけはウチで働いてくれていたスタッフの出産でした。

彼女から、「戻ってきたいけど、託児所が見つからなくて働けないです」って相談を受けていたんです。でもその子は給料が発生するわけでもないのに、子育てで休んでいる時もウチの会社の手伝いをしてくれていたんですよね。

だからその子をなんとかしてあげたいなってところから、そういう制度が要るだろうなと思い託児所をつくりました。

インタビュアー:

なるほど。会社のために頑張ってくれているスタッフさんのことを想ってのことだったんですね。

古藤さん:

はい。ある程度会社も上手くいってましたし、還元してあげたいと。主婦にためにっていうのは、正直なところかなり利益を圧迫してしまうという現実もあります。

ある意味(会社側としては)ボランティアに近いところもあるんですけど、それで喜んでくれる人たちがいるなら2店舗くらいであればどうにでもなりますし、いいかなと。

制度を整えることはスタッフへの“還元”になる

インタビュアー:

働くスタッフを想われての託児所ということでしたが、保険や出産・育児関連の制度について、他のサロンさんと違う点などがあればそのあたりのお話を聞かせてください。

古藤さん:

まず僕の考えなんですけど、よく(求人サイトなどで)見る「育児休業あり」とか「育児休養制度あり」などはあまり意味がないと思っています。

インタビュアー:

それはどうしてなんですか?

古藤さん:

なぜならこれは、「子供を出産したり育てている間は休んでもいいですよ」ってことですよね。

こんなの当たり前のことじゃないですか。休んでもいい制度というのは当たり前であって、要は「お金がもらえるのか」という部分が大事だと思います。

出産手当金だったり育児休業給付金とか色々ありますけど、申請さえすれば受け取れるようにウチではキチンと完備しています。

インタビュアー:

なるほど。

古藤さん:

例えば色んなやり方があると思うんですけど、実際に求人サイトとかを見てみると、産前産後90日までなどやっていたりするじゃないですか。

こういうのは他のサロンさんでもちゃんとあると思うんですが、その前に辞めてしまった場合、そこで終わってしまうんですよね。

実際は、本当につわりがひどいなどそういう理由であれば、その間でも会社に在籍しているとそのお金はもらえるんです。けれど、「やめます」って言ってしまったら「じゃあはい、お疲れ様です」と終わってしまうんですよ。

現実的にその後戻ってくる人の確率は低いので、辞めますって人にわざわざ席は置いといた方がいいよって言う必要はないですよね。

なぜなら引き留めてしまうと、会社側に保険料がかかるからです。

インタビュアー:

確かにそうですね。休んでいる間の費用を考えて、戻ってくる確率も低いとなると、正直引き留める理由がないかなと思ってしまいます。

古藤さん:

はい。けれど僕の考えとしては、会社が数万円払ってあげるだけでその子達が何十万とか何百万貰えるのであれば、払ってあげようって。

色々やり方はあると思うんですが、何ヶ月間か出してあげれば出産さえしてしまえば健康保険料などは国持ちになるじゃないですか。

なので、会社が負担してるのは最初のときだけなんですよ。

でもそれを普段する必要もなく、「どうせ辞めるんでしょ」という会社が多いから、そのまま払わずに辞めて終わりってパターンが多くて。

だからこそ僕はできるだけ会社として支援しています。

インタビュアー:

やはり美容業界の中ではまだまだ制度が整備されていないことが多いのかな、と感じますが、こちらの制度を整えるにあたって抵抗などなかったのでしょうか。

古藤さん:

抵抗はあまりありませんでしたね。

僕が今純粋に思っているのが、せっかく人がこうやって沢山入ってきてくれて、自分自身も、勿論アシスタントであったりスタイリストをやっているときより今の方がかなり良い暮らしをさせてもらっているので、スタッフたちに還元してあげたいなと。

自分の場合はお金はほどほどあれば十分なので、であればその分、今の子たちを経営者にしてあげたり、福利厚生を充実させてあげたりしたいなと思っています。

あとは労働時間も今少しずつ変えています。それだけでなく休みを増やす、給料を良くするなど。今までの美容業界が全然それができていないので。

インタビュアー:

今までの美容業界ができていないから自分たちもできないのではなく、できていないからこそ制度を整えているのですね。ちなみに、なぜ美容業界はこのようなことができていないと思われますか?

古藤さん:

集客がまずできていない、対応ができていない、教育ができていない、だから給料も安いっていう形になってしまうと思うんですよ。福利厚生も同じような理由で出来ていないと思います。

その点ウチは、お客さんが沢山来る状態をとにかく1年目でまず考えて、集客が大事だなと。2年目で求人が一番。3年目は教育で一番。4年目で現在の仕組み作りをして、5年目にグランドデビューして、来たる2020年にフランチャイズ展開。このように目標を立てて、今言った“できない”ものたちをできるように取り組んでいます。

そういえば自分が前の会社を辞める際、スタッフが40名ついてきてくれたんですよ。

インタビュアー:

そんなについてきてくれたんですか!?

古藤さん:

ええ、最初から。というのも、前の会社の時に僕は戦術の類まで経営に深く携わっていたんです。

僕たちがいるので、社長も出なくて良い程でした。そんな事情や、僕たちが色々行なったりサロンの状態を立て直したりするのをスタッフが見てくれていたんです。

それでいざ自分が抜ける時、その子たちは前の会社に戻るのか、辞めて僕の会社に付いてくるのか、ということになりました。僕としては「半分ついてきてくれればいいな」と思っていたのですが、想像以上に僕についてきてくれました。

だから、彼らに良くしなければついてきてくれた意味がないのではないかと。

インタビュアー:

なるほど。そういった古藤さんの想いもあったのですね。

古藤さん:

はい。本当に美容業界は制度が整っていないと痛感するんです。

例えば、保険証も他の人のを借りて歯医者に行くことや、銀行でロックされてなど、そういうことがザラにあるんですよ。

しかし、自分で払えと言ってまだ20歳の子がちゃんと計算して住民税などのためにお金貯めておくのは無理だと思うんですよね。

インタビュアー:

そうですね。なかなか難しいのではと思います。

古藤さん:

そういう現状を目の当たりにして、僕は美容師として美容室を経営して、少なくとも、今よりは良い状況に変えてから次の世代に引き継いでいきたいという想いがすごく強くなっていて。

福利厚生は今すごく声を大きくして言われていますし。この先の世代では絶対もっと良くなると思うんですよね。

美容師の引き抜きとかも問題になっていますが、本当はそういうのもOKにすべきではないでしょうか。ダメな会社は潰れるべきで、ちゃんと考えてやっている会社が残っていくべきだと思うんです。

ただ、まだ僕の会社だと力が無いためあまり偉そうなことはまだ言えないのですが、本来であればそれがあるべき姿だと思います。

引き抜かれてしまうから会社の内容をもっと良くしないとと思っても良いわけじゃないですか。採用についても人材確保のために改善していかなければ、という流れになることが良いと僕は思っています。

自分が経営するに当たって、今の現状を改善してもっと良くなるようにやっていかないとわざわざ経営者になった意味もないですし、せっかく美容業界にも入っているので業界の現状を少しでも改善したいなって思いでやっていますね。

インタビュアー:

ついてきたスタッフへの想い応えるだけでなく、これからの美容師たちの現状を変えていこうと取り組まれているのですね。

それでは次回、古藤さんがhair resort Aiで行っている教育についてお聞きしたいと思います。

Recodeに掲載してもらいました Vol.1

Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。

ぜひ読んでください。

>>Recodo記事はコチラ<<

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「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.1

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、新規顧客獲得のために行っている集客方法などについてお伺いしました。(1/7)

 

時間帯を分析し営業に反映させることがポイント

インタビュアー:

今回は「美容の明日を考える」というテーマで、創業3年で7店舗を展開し、サロンだけにとどまらず、マツエクを7店舗、ネイルやリラクゼーション、エステと幅広く事業を展開し、総スタッフ150名を越え、年7億を売り上げる新進気鋭の美容室hair resort Aiの代表、古藤知裕さんにお話をお伺いしていきたいと思います。

それではよろしくお願いします。

古藤さん:

よろしくお願いします。

インタビュアー:

それでは早速なんですが、hair resort Ai様が新規顧客獲得のためにWebなどを使って実践していることを教えてください。

古藤さん:

はい。集客に関してですね。

新規顧客獲得に関してはホットペッパーが中心です。

インタビュアー:

意外にスタンダードなのですね。なぜホットペッパーが中心なのでしょうか?

古藤さん:

楽天ビューティーとかでもやってみたことはあったんですが、ホットペッパーのみの時点で断らなければならないほど予約が多かったんですよ。

そして実際一人あたりの金額、費用対効果を考えたときに、ホットペッパーの方が良かったんですね。

今もホットペッパーで1店舗あたり月間800人来るんです。

他のサロンさんと比べても、十分な数の新規のお客さんが来てると思うので、ウチではホットペッパーを中心にしています。

あと、ホットペッパーを使った集客の仕方として他のサロンさんとちょっと違うと思う点は、時間分析をして価格設定やクーポンの発行を臨機応変に行なっていることですかね。

インタビュアー:

具体的にどのようにしていらっしゃるのですか?

古藤さん:

例えば、土日は混むので金額を上げたり時間帯でこの時間が空きがあるよねっていうときはクーポンで安くしたりするなどです。

実際、そのときの状態を見て数時間で変えるときもあります。毎回ずっと同じクーポンを出しているということはありません

暇な時間帯や忙しい時間帯というのは各店舗によって様々なので、常に時間分析をして、その時々に応じて営業に反映させることは大事だと思いますね。

インタビュアー:

なるほど。タイミングや客層に合わせて変えていくという感じなのですね。

古藤さん:

はい。あとはメンズ客が多いお店に関してはメンズクーポンを打ち出したりとか、そういうのもやっているので(ホットペッパーでも客層などの)ある程度の操作はできます。

インタビュアー:

ホットペッパー1つでも時間や客層を分析し、臨機応変に対応することによって集客力がグンと伸びるんですね。他には何かありますか?

古藤さん:

あとはInstagramなどもやってますが、そちらは新規顧客の獲得の為というよりは求人の為に使っている感じなんですよね。

あとは、フリーワードで検索してもウチの店は上に来るようにしています。今の子たちの美容室選びって、ホットペッパービューティーがメインだとは思うので、やっぱり重要です。

インタビュアー:

SEO対策の方もしっかりやられているということですね。

古藤さん:

そうですね。

“新規集客”だけでなく、そこから“既存顧客”にするために

インタビュアー:

ホットペッパーでの集客が中心とのことですが、Webを使わない方法で何か力を入れていることはありますか?

古藤さん:

チラシ配りをやっています。それを新人には4ヶ月間頑張ってもらっています。やっぱり延々とやるのはしんどいですしね。

インタビュアー:

Webが中心の今、チラシ配りの効果はどのくらいあるのですか?

古藤さん:

チラシ配りで来たお客さんは地元の方なので、VIP客になる確率がホットペッパーなどのWeb系と比べて高いんですよ。

インタビュアー:

そうなんですか!?

古藤さん:

はい。新規集客の考え方なんですけど、ただお客さんが来ればいいという考え方なら、ホットペッパーだったりのWeb関係で十分だと思います。

けれど、Webを見て来てくれるお客さんは、またWebを見て他のとこにいってしまう可能性があると思うんですよね。だから僕は、ただお客さんが来ればいいとは考えていません

なので、「スタイリストになったときに、毎回変わる新規のお客さんを担当するのか、地元のお客さんでずっと来てくれる人を担当するのかどっちがいいと思う?」って話をいつも新人にもしています。

だから外でチラシを配って、それで来てくれるお客さんのために、ネットの予約を切ることが普通にあります。

インタビュアー:

通い続けてくれるお客さんを大事にしていらっしゃるんですね。

新規集客だけに目を向けているのではないとのことでしたが、新規で来てくれたお客さんを固定するために何かしていることはありますか?

古藤さん:

ウチではLINE@を活用しています。

次回の予約をLINE@で取ってもらうという形で使ってもらうんです。

インタビュアー:

その効果はどのくらいあるんですか?

古藤さん:

良いお店だと50%近くのリピート率があります。

実践している方法としては、まずLine@に登録してもらい、「次回の予約をしてもらっているんですよ」といった話をします。

「今はまだちょっと予定がわからない」っていう人でも、「LINE@で気軽に変更してもらって大丈夫です。仮予約でもまずココっていう日にちを決めてもらえれば、3回分まではこの金額でやらせていただきますよ」という仕組みにしてるんです。

新規顧客を毎回必死で取るより、1回来たお客さんに対して2回3回来させるほうが簡単じゃないですか。

インタビュアー:

はい。

古藤さん:

なので、例えば100%前予約を取ったとして、実際そのうちの半分しか来なかったとしてもリピート率50%ですよね

一番お客さんが来てくれなくなる理由は、私たちが喫茶店や居酒屋を選ぶ時と同じように「なんとなく」じゃないかと思うので。

まあまあ良いなと思っても2回3回と来なくなる理由は、特にそこにこだわる理由がないからではないでしょうか。

でもウチの場合は、予約を取っているということがあったり、LINE@で自分たちからアプローチをかけることもできます。なのでリピート率が他のサロンさんよりも全然良いのだと思います。

インタビュアー:

なるほど。LINE@を活用して、もう一度hair resort Aiへ行く理由を作ってあげていらっしゃるんですね。

次回はサロンの特徴や、福利厚生についてなどお伺いしていきます。

知覚動考

『知覚動考』美容室 経営者 を 創る

知覚動考とは?

仏教や禅の言葉で、「知って→覚えて→動いて→考える」という意味です。

多くの人は、

① 物事を知って

② 覚える

③ この後に考えてしまい、立ち止まって考えて

④ その後に、動こうとします

 

知覚考動 ← 順番に注目!

 

このパターンに陥りがちです。いくら知っても、いくら覚えても、行動しなければ結果は変わりません。

 

最初の一歩を躊躇し、なかなか踏み出せない人は、

始める前にあれこれ考えすぎることが多いようです。

 

「うまくいくかな?」「大丈夫かな?」「タイミングを見てから行動しようっと」

「今は他にやるべきことがある」

「モチベーションが上がったら始めよう」

・・・などなど

 

やってみて、初めてわかることもあります。

・やらないで後悔する

・やって後悔する

 

に通じるところもあるかもしれません。

 

「悩んで動かず」よりも「動きながら気付き、考える」という選択肢が、この情報社会の今の時代においては、特に重要なことのように思います。

 

ここで勘違しては、いけないのは、無闇に何も考えずに行動するということではありません。

「計画し実行してみるものの、やりっぱなしで、検証・修正がなく成長がない。」

「覚えておき、今度やろうと思うものの、結局、忘れてしまい実行に至らない」

「勉強好きで情報収集はするが、そのことに満足してしまいすぐに頭から抜けてしまう」

人それぞれ考えがあると思いますが、まずは行動する事がなにより重要です。

行動する前に考える事で多少リスクは軽減できるのかもしれませんが、たいていの場合、考えた事とは別の方向にことが進んでしまうことがしばしばです。

 

「知覚動考」は、実は、別の読み方をすることもできます。

 

【知:とも→覚:かく→動:うご(く)→考:こう】

 

「ともかくうごこう!」になるのです。

 

「ともかく動いてみる」。

 

すべては、そこからはじまり、変化が生まれます。

 

何かをやろうと思っていながら、動けていないことは、ないでしょうか?

感じた事や思ったことを行動に移してそこから何か得られる物がきっとあるはずです。

 

悩んでいる時間がもったいないです。

 

悩んでいる時間があるなら、いろんな事をためしてみましょう。

実際に問題が起きたら、工夫をして乗り越える。

これを繰り返す事で、あなたの人生は間違いなく、よい方向にすすんでゆきます。

 

ともかくうごこう!!!

居抜き物件 を 取るポイント

美容室 経営者 を 創る

につながる、今年の目標の一つとして居抜き物件からの出店があります。

居抜き物件を取るにもコツがあるのです。

今年は3月・5月・8月と夏ごろまでに3店舗は出店したいと考えています。

2店舗でも続けて出店できればいいなと、いろいろな物件に声をかけているところです。

 

基本的に「居抜き物件」は実際まだ営業しているところも多く、「営業を続けていても利益が出ていないから売却したい」ということですね。

売却したいとはいえ、最初にかかった金額が1000万以上、2000万・・・それなりにあるので、売るときに気持ちも入るし、悔しい気持ちもないとは言えません。

ですから、200万で売りたい、いや1500万で!というオーナーもいます。

 

新店・居抜き物件問わず、出店するにあたり大事になってくるのが、

ROI (return on investment) 投資利益率の計算です。

お店を作るのにいくらかかるのか?

いくら借りて、何年で返すのか?

投資した金額に対して利益を出して、その利益がいくらになったら投資した金額を回収することができるのか?

そこまで考えていきます。

 

ただ、居抜き物件の場合、共通して言えるのはもし買い手がいなかったら、そこの物件を大家さんに返す時にスケルトン(まっさらな状態)にして返さなければならないということ。

解体するのにも200万~400万は最低かかるわけですから。

なので、オーナーさんの意向としては、スケルトンにするお金をかけずに、できれば譲渡金額という形でお金をもらいたい・・・ということですね。

買い手側であるこちらとしては、もちろんできるだけ譲渡金額を安く抑えたい。

8割くらいのところはゼロでも大丈夫だったりします。

たとえ譲渡金額がゼロ円だったとしても、スケルトンにするお金はかからないのですから。

そんな中でも、提示した譲渡金を支払ってもらえないのであれば、スケルトンにするお金を払ってもいい!という方も少なくはないです。

 

そして、居抜き物件の話が上がるようなところは、お客様がたくさん集まる場所がほとんどです。

それなのに、それらのお店で売り上げが上がらない理由は何だと思いますか?

「人手が足りないから」なのです。

そう考えると、求人がうまくいっているところは優位に立てるし、選ぶこともできますね。

 

もちろん人がたくさん集まるような繁華街、渋谷・池袋などは物件が決まりやすいです。

そういった場所から少し離れるだけで、そこで美容院をやろう!という人自体が少なくなるし、人手が足りず出店できないというところが多かったりします。

 

スムーズに出店まで進めるには、3個から4個、いいと思う物件を交渉して、その中でこちらからの条件と合ったらやります!という方が投資金額が少なくてすむし、うまくいく可能性が高いです。

タイミング的にどうしてもやりたい!というときだったり、金額的にここまでなら・・・と上乗せして譲渡金額を決める場合もあります。

 

チキンレースではありませんが・・・

早めに「では、その金額支払います!」と決めるか、

言わないでいて、先方が「ゼロでいいです!」と言ってくれるのを待つかだったりします。

 

相手がもう、損してもいい!と思ってしまったらこっちの負けという形にはなるけれども、何か所か同時にあたっていれば、では他を・・・と、そこまでギリギリの交渉をしなくても済みます。

いくつか当たって条件が合うところにすればいいだけなのです。

余裕を持った期日と人、そして何店舗かを同時進行にした方が得です。

出店者側としては絶対やりたい!という内容ではないのですから。

 

ただ、そんなに都合よく居抜き物件がバンバンでるわけじゃないので悩むところですね。

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