知覚動考

『知覚動考』美容室 経営者 を 創る

知覚動考とは?

仏教や禅の言葉で、「知って→覚えて→動いて→考える」という意味です。

多くの人は、

① 物事を知って

② 覚える

③ この後に考えてしまい、立ち止まって考えて

④ その後に、動こうとします

 

知覚考動 ← 順番に注目!

 

このパターンに陥りがちです。いくら知っても、いくら覚えても、行動しなければ結果は変わりません。

 

最初の一歩を躊躇し、なかなか踏み出せない人は、

始める前にあれこれ考えすぎることが多いようです。

 

「うまくいくかな?」「大丈夫かな?」「タイミングを見てから行動しようっと」

「今は他にやるべきことがある」

「モチベーションが上がったら始めよう」

・・・などなど

 

やってみて、初めてわかることもあります。

・やらないで後悔する

・やって後悔する

 

に通じるところもあるかもしれません。

 

「悩んで動かず」よりも「動きながら気付き、考える」という選択肢が、この情報社会の今の時代においては、特に重要なことのように思います。

 

ここで勘違しては、いけないのは、無闇に何も考えずに行動するということではありません。

「計画し実行してみるものの、やりっぱなしで、検証・修正がなく成長がない。」

「覚えておき、今度やろうと思うものの、結局、忘れてしまい実行に至らない」

「勉強好きで情報収集はするが、そのことに満足してしまいすぐに頭から抜けてしまう」

人それぞれ考えがあると思いますが、まずは行動する事がなにより重要です。

行動する前に考える事で多少リスクは軽減できるのかもしれませんが、たいていの場合、考えた事とは別の方向にことが進んでしまうことがしばしばです。

 

「知覚動考」は、実は、別の読み方をすることもできます。

 

【知:とも→覚:かく→動:うご(く)→考:こう】

 

「ともかくうごこう!」になるのです。

 

「ともかく動いてみる」。

 

すべては、そこからはじまり、変化が生まれます。

 

何かをやろうと思っていながら、動けていないことは、ないでしょうか?

感じた事や思ったことを行動に移してそこから何か得られる物がきっとあるはずです。

 

悩んでいる時間がもったいないです。

 

悩んでいる時間があるなら、いろんな事をためしてみましょう。

実際に問題が起きたら、工夫をして乗り越える。

これを繰り返す事で、あなたの人生は間違いなく、よい方向にすすんでゆきます。

 

ともかくうごこう!!!

居抜き物件 を 取るポイント

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につながる、今年の目標の一つとして居抜き物件からの出店があります。

居抜き物件を取るにもコツがあるのです。

今年は3月・5月・8月と夏ごろまでに3店舗は出店したいと考えています。

2店舗でも続けて出店できればいいなと、いろいろな物件に声をかけているところです。

 

基本的に「居抜き物件」は実際まだ営業しているところも多く、「営業を続けていても利益が出ていないから売却したい」ということですね。

売却したいとはいえ、最初にかかった金額が1000万以上、2000万・・・それなりにあるので、売るときに気持ちも入るし、悔しい気持ちもないとは言えません。

ですから、200万で売りたい、いや1500万で!というオーナーもいます。

 

新店・居抜き物件問わず、出店するにあたり大事になってくるのが、

ROI (return on investment) 投資利益率の計算です。

お店を作るのにいくらかかるのか?

いくら借りて、何年で返すのか?

投資した金額に対して利益を出して、その利益がいくらになったら投資した金額を回収することができるのか?

そこまで考えていきます。

 

ただ、居抜き物件の場合、共通して言えるのはもし買い手がいなかったら、そこの物件を大家さんに返す時にスケルトン(まっさらな状態)にして返さなければならないということ。

解体するのにも200万~400万は最低かかるわけですから。

なので、オーナーさんの意向としては、スケルトンにするお金をかけずに、できれば譲渡金額という形でお金をもらいたい・・・ということですね。

買い手側であるこちらとしては、もちろんできるだけ譲渡金額を安く抑えたい。

8割くらいのところはゼロでも大丈夫だったりします。

たとえ譲渡金額がゼロ円だったとしても、スケルトンにするお金はかからないのですから。

そんな中でも、提示した譲渡金を支払ってもらえないのであれば、スケルトンにするお金を払ってもいい!という方も少なくはないです。

 

そして、居抜き物件の話が上がるようなところは、お客様がたくさん集まる場所がほとんどです。

それなのに、それらのお店で売り上げが上がらない理由は何だと思いますか?

「人手が足りないから」なのです。

そう考えると、求人がうまくいっているところは優位に立てるし、選ぶこともできますね。

 

もちろん人がたくさん集まるような繁華街、渋谷・池袋などは物件が決まりやすいです。

そういった場所から少し離れるだけで、そこで美容院をやろう!という人自体が少なくなるし、人手が足りず出店できないというところが多かったりします。

 

スムーズに出店まで進めるには、3個から4個、いいと思う物件を交渉して、その中でこちらからの条件と合ったらやります!という方が投資金額が少なくてすむし、うまくいく可能性が高いです。

タイミング的にどうしてもやりたい!というときだったり、金額的にここまでなら・・・と上乗せして譲渡金額を決める場合もあります。

 

チキンレースではありませんが・・・

早めに「では、その金額支払います!」と決めるか、

言わないでいて、先方が「ゼロでいいです!」と言ってくれるのを待つかだったりします。

 

相手がもう、損してもいい!と思ってしまったらこっちの負けという形にはなるけれども、何か所か同時にあたっていれば、では他を・・・と、そこまでギリギリの交渉をしなくても済みます。

いくつか当たって条件が合うところにすればいいだけなのです。

余裕を持った期日と人、そして何店舗かを同時進行にした方が得です。

出店者側としては絶対やりたい!という内容ではないのですから。

 

ただ、そんなに都合よく居抜き物件がバンバンでるわけじゃないので悩むところですね。

効率良く再来率を上げるには?

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パレートの法則、または 2・8の法則って皆さんはご存知でしょうか?

イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則です。

経済において、全体の数値を作る大部分を、全体のごく一部が生み出しているという理論。

 

これは世の中のすべてに当てはまるといわれています。

例えば

『交通量の8割は道路の2割に集中している』

『じゅうたんの擦り切れの8割は2割に集中している』

『全所得の8割は人口の2割である富裕層が持つ』

この地球上にいる2割のお金持ちの人が、この地球上の8割の資産を持っているということ。

すなわち、それがサロンだった場合、2割のVIPのお客様を大事にすれば、お店は成り立つということになります。

実際、自社でも当てはめて計算した結果、その割合になりました。

 

それに似た法則で、『働きアリの法則』といわれるものもあります。

2割の良く働くアリと、6割のそうでもないアリ、2割の全然働かないアリがいた場合、

2割の全然働かないアリだけを集めたらどうなると思いますか?

そうなった場合、全然働かないアリを集めたはずなのに、その中でまた、よく働くアリが2割・そうでもないアリが6割・全然働かないアリが2割に必ず分かれるのです。

 

再来に関しても同じで、2割は必ず来てくれる人、2割は絶対来ない人。

残りの6割がどっちでもいい人(また行ってもいいかな?行かなくてもいいかな?と決められない人)になります。

その6割の人にいかにまた足を運んでいただけるか(再来率)がカギになるわけです。

 

自社では再来率を高くするためのアイテムとして、カラーチケットの販売と、LINE@での前予約を大事にしています。

再来率が通常だと30%、お客様が増えたな・・・と感じるのは40%くらい。

それを、カラーチケットの販売とLINE@での前予約を徹底することで、最大で再来率50%の店舗までだすことができました。

50%ともなると、店舗自体もかなり忙しくなってきます。

 

再来率を意識することも大切ですが、先ほども書いたように、今いらっしゃるVIPのお客様を大切にすることも大事です。

店舗全体でVIPのお客様を把握し、朝礼でその日に来店されるお客様の確認をするよう、促しています。

店舗が増えるにつれて、PDCA【plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(確認)】のチェック・確認の部分まできちんと目が行き届かなくなってきてしまっているので、そのあたりが今後の課題となってくるのだと思います。

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