2020年の抱負

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昨年は業界内でも異例のスピードでの出店ラッシュとなりました。

1月 西日暮里店
3月 浅草店
7月 原宿店
8月 浅草橋店
9月 葛西店
11月 銀座に志かわ秋葉原店

特に原宿店は初のメンズ専門サロン&自動精算機導入、浅草橋店は初のFC(フランチャイズ)店舗、葛西店は初のカラーに特化したオートシャンプー導入のセルフブロー店舗、そしてに志かわ秋葉原店は初のFCによる飲食店舗となり、2018年11月からオープンしたバインミーさんどはちょうどオープン1年にあたる11月にキッチンカーグルメ選手権において埼スタ賞を受賞しました。
こうして2019年はスタッフに協力してもらい、初の試みにチャレンジ出来た1年でした。

会社の経営理念『笑顔を創る』

僕はスタッフの笑顔のために会社を設立しました。スタッフの満足度がお客様に対しての満足度にもつながると思っています。

さらに、3C『チャンス・チャレンジ・チャンス』を掲げていますが、
今年はそこに『Continueコンティーニュ』をプラスすることにしました。それは3Cを元にマネージャー陣、店長をはじめスタッフみんなが共にいい内容を継続していけるように。。。
2020年4月にcolor resort Aiとして埼玉県の川口に新店舗をオープンすることにしました!初の埼玉進出です。
カラーに特化した店舗を増やすことでこれまで以上にアシスタントの入客機会も増え、その経験は間違いなく技術として向上していくと思います。

また会社としてもFCによる独立支援の仕組みを強化して浅草橋店をモデルケースとした支援であったり、お金がなくても独立を目指せる制度、親しんだ店舗の買取による独立など、その人に合ったパターンの独立を応援します。

僕は公言したことは実現します。

2020年のhair resort Aiの成長とスタッフ一人ひとりの成長を
見届けていただければと思います。

遅くなりましたが、今年一年もよろしくお願いいたします。

知覚動考

『知覚動考』美容室 経営者 を 創る

知覚動考とは?

仏教や禅の言葉で、「知って→覚えて→動いて→考える」という意味です。

多くの人は、

① 物事を知って

② 覚える

③ この後に考えてしまい、立ち止まって考えて

④ その後に、動こうとします

 

知覚考動 ← 順番に注目!

 

このパターンに陥りがちです。いくら知っても、いくら覚えても、行動しなければ結果は変わりません。

 

最初の一歩を躊躇し、なかなか踏み出せない人は、

始める前にあれこれ考えすぎることが多いようです。

 

「うまくいくかな?」「大丈夫かな?」「タイミングを見てから行動しようっと」

「今は他にやるべきことがある」

「モチベーションが上がったら始めよう」

・・・などなど

 

やってみて、初めてわかることもあります。

・やらないで後悔する

・やって後悔する

 

に通じるところもあるかもしれません。

 

「悩んで動かず」よりも「動きながら気付き、考える」という選択肢が、この情報社会の今の時代においては、特に重要なことのように思います。

 

ここで勘違しては、いけないのは、無闇に何も考えずに行動するということではありません。

「計画し実行してみるものの、やりっぱなしで、検証・修正がなく成長がない。」

「覚えておき、今度やろうと思うものの、結局、忘れてしまい実行に至らない」

「勉強好きで情報収集はするが、そのことに満足してしまいすぐに頭から抜けてしまう」

人それぞれ考えがあると思いますが、まずは行動する事がなにより重要です。

行動する前に考える事で多少リスクは軽減できるのかもしれませんが、たいていの場合、考えた事とは別の方向にことが進んでしまうことがしばしばです。

 

「知覚動考」は、実は、別の読み方をすることもできます。

 

【知:とも→覚:かく→動:うご(く)→考:こう】

 

「ともかくうごこう!」になるのです。

 

「ともかく動いてみる」。

 

すべては、そこからはじまり、変化が生まれます。

 

何かをやろうと思っていながら、動けていないことは、ないでしょうか?

感じた事や思ったことを行動に移してそこから何か得られる物がきっとあるはずです。

 

悩んでいる時間がもったいないです。

 

悩んでいる時間があるなら、いろんな事をためしてみましょう。

実際に問題が起きたら、工夫をして乗り越える。

これを繰り返す事で、あなたの人生は間違いなく、よい方向にすすんでゆきます。

 

ともかくうごこう!!!

居抜き物件 を 取るポイント

美容室 経営者 を 創る

につながる、今年の目標の一つとして居抜き物件からの出店があります。

居抜き物件を取るにもコツがあるのです。

今年は3月・5月・8月と夏ごろまでに3店舗は出店したいと考えています。

2店舗でも続けて出店できればいいなと、いろいろな物件に声をかけているところです。

 

基本的に「居抜き物件」は実際まだ営業しているところも多く、「営業を続けていても利益が出ていないから売却したい」ということですね。

売却したいとはいえ、最初にかかった金額が1000万以上、2000万・・・それなりにあるので、売るときに気持ちも入るし、悔しい気持ちもないとは言えません。

ですから、200万で売りたい、いや1500万で!というオーナーもいます。

 

新店・居抜き物件問わず、出店するにあたり大事になってくるのが、

ROI (return on investment) 投資利益率の計算です。

お店を作るのにいくらかかるのか?

いくら借りて、何年で返すのか?

投資した金額に対して利益を出して、その利益がいくらになったら投資した金額を回収することができるのか?

そこまで考えていきます。

 

ただ、居抜き物件の場合、共通して言えるのはもし買い手がいなかったら、そこの物件を大家さんに返す時にスケルトン(まっさらな状態)にして返さなければならないということ。

解体するのにも200万~400万は最低かかるわけですから。

なので、オーナーさんの意向としては、スケルトンにするお金をかけずに、できれば譲渡金額という形でお金をもらいたい・・・ということですね。

買い手側であるこちらとしては、もちろんできるだけ譲渡金額を安く抑えたい。

8割くらいのところはゼロでも大丈夫だったりします。

たとえ譲渡金額がゼロ円だったとしても、スケルトンにするお金はかからないのですから。

そんな中でも、提示した譲渡金を支払ってもらえないのであれば、スケルトンにするお金を払ってもいい!という方も少なくはないです。

 

そして、居抜き物件の話が上がるようなところは、お客様がたくさん集まる場所がほとんどです。

それなのに、それらのお店で売り上げが上がらない理由は何だと思いますか?

「人手が足りないから」なのです。

そう考えると、求人がうまくいっているところは優位に立てるし、選ぶこともできますね。

 

もちろん人がたくさん集まるような繁華街、渋谷・池袋などは物件が決まりやすいです。

そういった場所から少し離れるだけで、そこで美容院をやろう!という人自体が少なくなるし、人手が足りず出店できないというところが多かったりします。

 

スムーズに出店まで進めるには、3個から4個、いいと思う物件を交渉して、その中でこちらからの条件と合ったらやります!という方が投資金額が少なくてすむし、うまくいく可能性が高いです。

タイミング的にどうしてもやりたい!というときだったり、金額的にここまでなら・・・と上乗せして譲渡金額を決める場合もあります。

 

チキンレースではありませんが・・・

早めに「では、その金額支払います!」と決めるか、

言わないでいて、先方が「ゼロでいいです!」と言ってくれるのを待つかだったりします。

 

相手がもう、損してもいい!と思ってしまったらこっちの負けという形にはなるけれども、何か所か同時にあたっていれば、では他を・・・と、そこまでギリギリの交渉をしなくても済みます。

いくつか当たって条件が合うところにすればいいだけなのです。

余裕を持った期日と人、そして何店舗かを同時進行にした方が得です。

出店者側としては絶対やりたい!という内容ではないのですから。

 

ただ、そんなに都合よく居抜き物件がバンバンでるわけじゃないので悩むところですね。

効率良く再来率を上げるには?

美容室 経営者 を 創る

パレートの法則、または 2・8の法則って皆さんはご存知でしょうか?

イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則です。

経済において、全体の数値を作る大部分を、全体のごく一部が生み出しているという理論。

 

これは世の中のすべてに当てはまるといわれています。

例えば

『交通量の8割は道路の2割に集中している』

『じゅうたんの擦り切れの8割は2割に集中している』

『全所得の8割は人口の2割である富裕層が持つ』

この地球上にいる2割のお金持ちの人が、この地球上の8割の資産を持っているということ。

すなわち、それがサロンだった場合、2割のVIPのお客様を大事にすれば、お店は成り立つということになります。

実際、自社でも当てはめて計算した結果、その割合になりました。

 

それに似た法則で、『働きアリの法則』といわれるものもあります。

2割の良く働くアリと、6割のそうでもないアリ、2割の全然働かないアリがいた場合、

2割の全然働かないアリだけを集めたらどうなると思いますか?

そうなった場合、全然働かないアリを集めたはずなのに、その中でまた、よく働くアリが2割・そうでもないアリが6割・全然働かないアリが2割に必ず分かれるのです。

 

再来に関しても同じで、2割は必ず来てくれる人、2割は絶対来ない人。

残りの6割がどっちでもいい人(また行ってもいいかな?行かなくてもいいかな?と決められない人)になります。

その6割の人にいかにまた足を運んでいただけるか(再来率)がカギになるわけです。

 

自社では再来率を高くするためのアイテムとして、カラーチケットの販売と、LINE@での前予約を大事にしています。

再来率が通常だと30%、お客様が増えたな・・・と感じるのは40%くらい。

それを、カラーチケットの販売とLINE@での前予約を徹底することで、最大で再来率50%の店舗までだすことができました。

50%ともなると、店舗自体もかなり忙しくなってきます。

 

再来率を意識することも大切ですが、先ほども書いたように、今いらっしゃるVIPのお客様を大切にすることも大事です。

店舗全体でVIPのお客様を把握し、朝礼でその日に来店されるお客様の確認をするよう、促しています。

店舗が増えるにつれて、PDCA【plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(確認)】のチェック・確認の部分まできちんと目が行き届かなくなってきてしまっているので、そのあたりが今後の課題となってくるのだと思います。

部下たちが独立するということは会社にとってマイナスになるのか?

美容室 経営者 を 創る

前回、hair resort Aiだからできる独立への道にも書いた通り、

もし自社から独立するスタッフがいたとしたならば、

自分のお客様を連れて行って構わないと考えています。

普通のオーナーならば、まずそれをヨシとする人はいないでしょう。

では、なぜ僕はお客様を連れての独立を認めるのか?というところですよね。

 

「独立する」ということは、「スタイリストが一人減る」ということです。

売り上げに響くのでは?と懸念されると思いますが、物理的にスタイリストの数が減ったための売り上げ減少は見られても、経営そのものに大きな影響を与えるようなことにはなりません。

 

仮に、指名を200万持っている人が独立したとします。指名を200万持った人でも、売り上げの60万くらいまでのマイナス。それこそ、店の売り上げが半分減ることはまずありません。さらに落ち着いてくると、店舗としても数十万のマイナスくらいにしかならないのです。

そう、売り上げを100万持っていけるような人はほとんどいないということになります。

 

その上、売り上げに少しのマイナスが出たとしても、hair resort Aiは数多くの経営者を育てているという肩書ができれば、企業としてのイメージはかなりプラスになります。

 

それによって、

いつかは経営者になれたらな・・・とぼんやりと美容師になるのではなく、経営者になりたいからhair resort Ai に入りたい!と思ってくれる入社希望者も増えてくると思うのです。

それこそ、3年で経営者を輩出することができたならば、美容業界にとっても大躍進になるはずです。

 

僕もかなりのスピード感をもってここまでhair resort Ai を成長させてきましたが、まだまだこれからも事業拡大していける見込みがあると思っています。

ただ、このスピードについていけるだけの資金繰りを会社だけで行うのは、正直なところあと3年が限界です。

1年に3店舗くらいであれば、会社の資金で出店していくことも可能ですが、これをもっとハイペースに5店舗・10店舗となった場合はやはり厳しいでしょう。

 

そのスピード感を求めた場合に、FC(フランチャイズ)展開が必要になってきます。

FC展開をしていくメリットとして、企業側は自社で資金調達をする必要がなくなることが挙げられるからです。

そのおかげで一気に出店ペースを速めることが可能になります。

 

2019年は独立していくスタッフを育てて、経営者を輩出すること。

1経営者として自分の店を経営していくことを「やりがい」として感じられるよう全力でサポートしていきたいと思っています。

このような仕組みが整っていけば、今、30代後半で美容室勤務していて、経営者になりたい!と思っている人にとってはかなりのメリットとなるでしょう。

hair resort Aiだからできる独立への道

美容室 経営者 を 創る 

普通のサラリーマンが、簡単に独立しないのはなぜかわかりますか?

経営の勉強をある程度して、それなりの知識を得ることができたら、

一般的には独立を選択することはありません。

独立して、簡単にうまくいくなんて思えないからです。

それなのに、美容師が独立開業している人が多いのはどうしてか?

それは、簡単にお店を出すことができるからではなく、

独立を簡単に考えすぎているだけであって、要は正しい知識がないからです。

それに反して、自社の幹部スタッフは誰も独立していません。

経営はそんなに甘いもんじゃない、とても難しいことだということを教えているからです。

もちろん、独立してはいけないなんて話はしていませんよ。

僕の話をいろいろ聞いて、自分で考えた上で、独立という選択を出さなかったということです。

本来、部下の独立はとても喜ばしいことです。

ただ勢いに任せて独立をしても、そのあとの経営に関する正しい知識がなければお店がうまく回るはずもありません。

僕は、しっかり与えるべき知識を与えた上で、

独立を選ぶなら独立を、

FC(フランチャイズ)が得だと考えるならばFCで、自店を持ってもらいたいと考えています。

FCの場合は材料費だけでも5%ほど安く購入できるので、それだけでも出店するメリットはあると思います。

でも、「あまり、こちらの方針に倣って言われるがままにはやりたくない。」とか、「自分の好きなように、やりたいようにやりたい。」という人も少なくないと思います。

それを踏まえた上で、

hair resort Ai は直営として、きちんとアシスタントがいるお店に、

hair resort YuAは直営ではなく、経営者側にとって自由度が高いお店にしようと思っています。

長年勤めた 美容室 を『やめるきっかけ』

「今のお店で働いていて、いったい何年後に独立できるんだろう・・・。」

と思いながら仕事をしている美容師たちが、hair resort Ai に入ることで、

数年後に独立という選択を考えられるような状態まで、整えてあげられることが可能になると考えています。

2~3年の間に、どうやったらお店を出店できるか、お金の借り方まできちんと教育をして、スムーズに独立へ導いてあげたい。

そのうえ、独立の際にはお客様を連れて行って構わないです。

なかなかお客さんを連れて独立を承認するオーナーは少ないでしょう。

でも、よく考えてみてください。

その子たちが自社に入らなければ、そのお客様も捕まえれらていないということですよね?なので、会社的にはマイナスにはならないと思うのです。

長年勤めて、ある程度まで行きつくと、そのお店を離れるきっかけってなかなか見つけることができなかったりします。

何の職業でも同じかもしれませんが、

今の職場がとってもいい環境か?といったらそうでもない。

やめるほどではないにしても、このまま勤めてて先はあるのかな?

そんな美容師たちに、僕が「やめるきっかけ」を作ってあげたいと思っています。

新ブランド「hair resort YuA」

僕が、まだ会社に所属し都内のお店に勤めていたころ、店長として任されたお店がいくつかありました。

売上が悪く、人は辞めていき、働いているスタッフのモチベーションも上がらないような、言ってみれば「ちょっと問題のあるお店」。

そんなお店を、僕が店長になることで売上をあげて、暗かったスタッフの顔が笑顔に変わっていくのを見られることが「やりがい」でした。

その経験が今のhair resort Aiの企業理念でもある、『笑顔を創る』につながっています。

今はもちろん、これからもたくさんのサロンの経営がうまくいかなくなってくると僕は思っています。

ここ最近、サロン経営者の方との交流も増え、いろいろな話をしていく中で、僕が経営者として感じてきたこと、学び取ってきたことを活かして、それらのお店を立て直す手助けができないかな?と考えるようになりました。

ただ、僕が一人ですべてをやっていくには限界があります。

誰かに頼むことにしたとしても、ここまでやってきた、自社のシステムを伝え、引き継いでいくのは簡単なことではありません。

とても時間がかかるでしょう。

そこで、hair resort Aiのスタッフから、店長・オーナーを輩出し、スタイリストなどのスタッフを定期的に派遣して、一緒に仕事をしていくスタイルを作っていこうと考えています。

口で伝えるだけではなく、直接やり方を見せて伝えていくことで、よりスムーズに上昇気流に乗せることができると思うからです。

そして、お店が良くなっていくとともに、hair resort Aiからオーナーになったスタッフにも、自店を持つことで、給料面だけではなく自分のお店を経営するという『やりがい』を、僕と同じように肌で感じてもらいたい。

hair resort Aiの『笑顔を創る』につながっていく・・・

お客様はもちろん、そのお店で働くスタッフ、その家族、

ひとりひとり・・・『あなたのために』という意味を込めて

『hair resort YuA』という 新ブランドとして展開していこうと思っています。

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いつもいろいろな方と交流させていただき本当に勉強になります。ありがとうございます。

僕の話をさせて頂きますと、最初のお店は高田馬場に出店しました。
駅前のロータリーにあり、駅を降りればすぐ目に留まる好立地の最高の物件でした。

では、なぜその時その物件が空いていたのか。
それは駅前の一等地で100坪の物件だったからです。
価格も坪2万はくだらない物件でした。
これは僕の予算を遥かに超える価格でした。
きっと僕だけではなく他の誰もが予算オーバーだったのでしょう。
だからこそ、この物件を手に入れたいし、交渉の余地があるのではと思ったのです。
僕は100坪の物件を2つに分割し、うち50坪を貸しほしいと交渉しました。
結果、少しでも採算を合わせたい大家さんと少しでも予算を抑えて好条件のお店を出店したい僕の利害が一致しお互いwin-winな取引ができました。

いい物件を探すには、とにかく歩いて直に探すことだと思います。
なぜなら本当にいい物件はネットには出ていないからです。
そして物件探しで一番大事なことは【坪数】に惑わされないことです。

こうして、高田馬場のどのお店よりも駅に一番近いお店をオープンする事が出来、売り上げも月1,600万オーバーのお店へと成長しました。

家賃は一般的な目安として、月間技術売上の10%といわれますが、現在僕のお店は5店舗あり、店舗それぞれ6%〜14%となっています。
僕の考えでは合計の技術売上に対して合計の家賃が10%ならいいかなと思います。

なぜなら、6%の良いところ14%の良いところがそれぞれあります。

それは家賃とは宣伝広告費の意味もあると思っているからです。
だからこそ、渋谷や新宿、恵比寿、銀座に出店する意味があります。

もちろん、儲けだけ考えた場合、安い場所を探して出店すれば、それなりに利益は出せます。

ただし、長くお店を営業する上で、重要なのはやはり『人』だと考えています。

その為に『求人』を成功させるためにどうすべきか、それについて考えました。

お金をかけて求人をかけることも出来ます。でも求人費が安くなればお店にお金をかけられるし、社員にも還元できます。

自社は去年独立したにも関わらず新卒が20名入りました。
来年の新卒入社予定者は既にに30名を超えています。

やはり新宿や美容学生の多い高田馬場など目に留まるお店を見て応募してきてる方達が多いです。
もちろん、場所だけで人は集まりませんが、ある程度人数を確保したいのであれば、とても重要だと思います。

またホットペッパーで集客を考えた場合、駅から徒歩3分以内はとても重要だと思います。
お客様はこの徒歩3分をボーダーにお店を選択されています。駅からすぐのお店であれば、うちのお店のように空中階でも集客できています。

そのホットペッパーの利用金額もなるべく安く利用したいですよね。
実は駅ごとではなく、通りごとに金額設定が異なっているということは、みなさんご存知でしょうか?
僕のお店も1分歩くと同じプランでも20万アップしてしまいます。
これはとても大きな差ですね。

こういう点を知っていれば浮いたお金を有意義に利用還元できますね。僕は本気で美容業界で働く人たちの福利厚生が整い生活が楽になればと考えています。なので、今後も少しでも僕の知っている情報や裏技を共有させて頂ければと思います。

昨日は家賃・管理費で28万の物件を、交渉に3日間を費やし、家賃・管理費20万、フリーレント2か月で契約してきました。
1年単位で考えると家賃96万、フリーレント料56万、保証料も30万安くなり、全体で182万円は安くなりました。
ここはスタッフの為のトレーニングルームとして借りました。自社は社員の技術習得のため教育にも力をどんどん入れています。

現在は渋谷と亀戸に出店予定です。
亀戸はアシスタントのいるお店で従来通り社員には厚生年金や健康保険を完備し、有給も使用可能です。

渋谷はフリーランスで働く美容師の為の会社を新たに作り、出店する予定です。

そこで、僕はフリーランスで働いた事がないので、どんな仕組みがフリーランスの方達が働きやすく、会社としても面白いのか、いろんな意見やアドバイスがあれば是非伺えたらと思います。
同時に一緒に渋谷のお店を協力してくださる人材も募集しておりますので、お気軽にお声がけください。
よろしくお願い致します。

経営者として考える「過労」について

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僕もこの件について考える中でこんな記事に目がとまりました。

電通社員を自殺にまで追い込んだ真の要因は、「過労」それ自体ではない
http://www.outward-matrix.com/entry/2016/10/08/113552

僕が思うに、まずこちらの記事の通り「過労」の真の要因が長時間労働による問題ではないということ。

そして美容師が長時間労働を問題定義にしてしまったら ダメになってしまうということ。

それは日々の練習や定期的な会議は、技術力や接客力、営業力、経営能力を上げるためにも自分自身への先行投資として必要ではないですか?

もちろん、実りある練習、実りある会議が前提ですが。

自社も練習や会議の時間を入れると大変な残業時間になります。

ただ僕もだからと言ってスタッフに過酷な労働環境を強要したいわけではありません。
うちには40歳を過ぎているスタッフも居ます。
個々の状況に合わせて15時出勤や、朝から17時まで勤務のスタッフが居たりします。
アシスタントも週一回は15時出勤を取り入れ、営業時間内に練習の時間を設けたりなど、一昔前の『いわゆる美容師の働き方』の概念を変えています。

では、会社全体として総合的に見てはどうなのか?

僕もフリーランスの働き方は憧れます。
自分一人ならそれもいいでしょう。

でも家族がいる人は特に将来が心配になりませんか?

僕は現在経営者になりましたが、以前は会社に所属していました。それは怪我をした時、病気になった時のリスクを考えたからです。

僕が経営者としてスタッフに与えられる事は根本的な働くベースを整えるという事。
自社は健康保険を美容国保ではなく社会保険にし、そして年金は国民年金ではなく厚生年金を取り入れています。

今働いているスタッフが出産をし、現在も復帰し働き続けてくれているのは、会社が「育児休業できます」だけではなく「育児休業手当金や出産手当金で2〜300万支給できます」というのも理由の一つだと思います。
もしも病気で1ヶ月休むことになっても傷病手当金で給与の3分の2が支給されます。

それも全て会社が手続きをして初めて成立します。

ただ、世間一般的に当たり前の健康保険や福利厚生に関して、店長やマネージャークラスの人材でさえ全く内容を知りませんでした。
そう、これが美容業界の現状であり実態です。そしてこれからの世代が求める安心して働ける環境の肝だと思います。

僕は会社を大きくするにあたって
「10人に1人がうまくいく」ではなく、「10人に9人がうまくいく」ようにシステムを作っています。
ただし目指すは100点ではなく80点です。

個々の都合を会社が汲み取り、それぞれにあった働き方の中で会社での役割を担い1人1人が成長していける環境が大切だと思います。

ほんの少し安心して寄りかかれる場所や人があるだけで生きていくモチベーションはとても高まると思います。

僕はそんな働き方を提供していきたいし、経営者として社員の将来や生活に責任を持っていきたいと常に思っています。

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