Recodeに掲載してもらいましたVol.6

Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。

ぜひ読んでください。

>>Recode記事はコチラ<<

スクリーンショット (12)

 

「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.6

RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、古藤さんご自身がブログなどで発信されている経営についての知識についてお伺いしました(6/7)

“経営についての教育”が美容室を大きくする

インタビュアー:

古藤さんはブログなどでも経営に関しての知識や情報をかなりオープンに発信していらっしゃいますが、そちらに至った経緯などをお話いただけますか?

古藤さん:

今、美容業界では経営に関しての知識をオープンにしないような、隠す風潮のようなものがあると思うんです。

原因としては、そこまで知っている人があまりいないというのが一つと、やはり独立されると店にとってマイナスな部分が決して小さくないから、というのもあると思うんですね。

ウチの場合は独立したいのなら辞めて独立したらいいという考え方なんですけど。(笑)

それで、実際にしてみるとわかるんですけれど、経営を教えることは大変なんですよ。

少し話が変わるのですが、一般の職業で独立する人の割合は小さいですよね。

何故かと考えたら、大学とかで勉強して、経営自体がそんなに簡単じゃないと感じるからだと思うんです。そんなリスクをとるよりは、企業に所属して、その中で自分の役割を探して仕事した方がやりがいも見つけられるし、収入的にも精神的にも安定するじゃないですか。

インタビュアー:

はい。正直なところ、やはり経営者になるには勇気がいるなと思います。

古藤さん:

でも、美容師の場合は、経営に関する勉強もあまりしていない方が多いし、やはり我が強いので、お客さんから少し支持されて、「辞めて独立します」というパターンで潰れていく人はとても多いんですよ。

インタビュアー:

そんなに多いのですか?

古藤さん:

はい。結局、大部分は勉強不足で潰れているんです。

良立地の条件や、「仮にここに出店した場合、売り上げはこのぐらいあがるだろう」というのは、きちんと計算すれば大体でます。

売り上げを上げるための内容なんて基本的には、「もうこれしかない」というお決まりのパターンのようなものがあるんですよね。

インタビュアー:

経営がうまく行かない美容室は勢いだけでなんとかしようとしている部分がある、と。

古藤さん:

そうですね。すごく能力があり、カットの才能がたくさんあって、お客さんに褒められて、自分でお店をだして。でも、やがて年齢を重ねて自分が少し営業から離れていく時に、自分がやることで売り上げが成り立つという仕組みは、自分がやらなければ売り上げは下がるということに気が付くんです。

インタビュアー:

はい。

古藤さん:

そこで終わってしまう人は多いと思うんです。

だからこそやらないとダメなのが、スタッフ教育だと思うんですよ。ビジネス的なものだけではなくて、本来的な人間力のようなものを高めることの講習も、もちろん必要だと思うのですけど。

ウチは経営に関してはかなり具体的に教えてます。

例えば、「何坪でシャンプー台何席あって、これなら単価がOO円で、サイクルが××回転だとしたら売り上げはこのくらいになる。土日も考えるとこのくらい。でもその規模を回すために必要な人数は何人で」という感じで。

勉強させると「あ、これでこれくらいしかお金がもらえないんだ。だったら今のところにいた方がいいな」ということを考えることができるようになるんですよね。

インタビュアー:

なるほど。スタッフさん達に経営についてしっかり勉強してもらうことが、才能ある美容師を潰さないだけでなく、会社を大きくすることにも繋がるんですね。

古藤さん:

はい。あと、これは経営の戦略というより、会社を大きくするためのビジネスアイデアなんですけれど、店の月の売り上げの5%くらいをいただいて、Aiという名前を貸してあげるんです。

その店には要望があれば、1日1万円くらいでアシスタントを送ってあげます。

それでもう人材はなんとかなる。ただそれだと1ヶ月に30万円くらい払うことになるのですが、自分たちでその子にアプローチして、その子が「移動します」となれば、30万円ウチにはらってくれたらそれを認めますよ、という感じです。

インタビュアー:

なるほど。

古藤さん:

月の売り上げの5%なのですが、それくらいは材料の仕入れコストが下がる分で帳消しできますし。

ウチと同じ材料を使うんで、スケールメリットですね。さらに求人サイトにも、ウチの名前で載せられるので人も集まりやすくなります。win-winだと思うんですよね。

やり方も全部自分の好きにしていいよと。反対に、材料代の面だったり、人の教育だったりする部分で5%をもらう。でもそちらには損はそこまでないよね、という。

そうしたら、さらに2店舗目、3店舗目、そこまで能力がない人でも出店できる可能性が増えるんですよ。

インタビュアー:

確かに増えますね。

スタッフだけでなく、サロンとしても成長できる仕組みをつくる

古藤さん:

あともう一つ今考えているのが、居抜き物件を何軒か購入して改修し、オーナーになりたい人に売るというのがあるんです。

内容としては、ウチがリノベーション込みで500万で用意できたとしたら、その店舗を完全に1から建てた場合の価格を考慮にいれて、2400万くらいで売ります。

もちろん、オープン後もサポートをして、オーナーも十分初期投資を回収できるようにします。

そうすると、ウチとしても1900万の利益を得ることができますし、毎月のロイヤリティーも入ってきますよね。オーナーも完全に新規で出店するよりはやりやすいはずです。

今後スタッフが独立したいという時にも使えますしね。

インタビュアー:

確かに。

古藤さん:

こういう感じで仕組みを一つ一つ作っていて、経営者になるための教育と、実際に店舗を出させて広げていくという。

きちんともらうものはいただいて、頑張ったら頑張った分だけ返ってくるシステムがないと、そこまでやはり頑張れないですしね。

インタビュアー:

そうですよね。

古藤さん:

さらにオーナーになると、今までの100%を超えて頑張れると思うんです。だから、オーナーになり、失敗しないようなシステムを今後もどんどんつくっていこうと思っています。

インタビュアー:

経営の知識を教えることや、独立やそういったサポートに関する制度をしっかりと組み立てていくことが将来的にサロンとしても成長するし、スタッフのためにもなっていくんですね。

それでは最後になりますが、次回はhair resort Ai様の魅力と、これからの展望をお聞かせいただければと思います。

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