Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。
ぜひ読んでください。
「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.3
RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、hair resort Aiで行われている教育についてお伺いしました。(3/7)
多彩な早期教育システム
インタビュアー:
前回は、サロンの特徴や福利厚生などについてお伺いしました。
今回はhair resort Ai様の教育システムなどの特長などをお伺いさせていただけますか。
古藤さん:
早期教育システムが特徴かと思います。
ホリエモンさんとか、そういった人たちがよく「寿司屋さんが握る練習をする前に長い年数雑用をやるのは意味がない」とよく言ってるじゃないですか。
ホントにそうだなと僕は思っていて、美容業界でも同じことが言えると感じています。
だからこそ、ウチは1年でデビューできるシステムです。
インタビュアー:
そんなに早くできるんですね。どのようにして1年でデビューできるのか、具体的に教えていただくことはできますか?
古藤さん:
例えば、来年新卒の子でもう早期育成が始まっている子たちがいます。
システムとしては、給料が15万で安い代わりに20日出勤で10日休みなんです。
インタビュアー:
早期育成ということなので、もう少しカツカツしたスケジュールをイメージしていました。意外とお休みが多いんですね。
古藤さん:
そうなんです。その休みの時に、「アカデミー」で練習したい人には練習してもらっています。
インタビュアー:
意欲がある子にだけ練習させるといった感じなんでしょうか?
古藤さん:
会社から強制という形にしてしまうのは良くないと思ってます。
もちろん、行くって子でないと15万設定の10日休みはやらせませんし、そもそも早期育成のプランではやらせませんが、本人に意欲があればやらせます。
来年は3ヶ月でスタイリストデビューさせたいと考えています。
個々に合わせた“早期教育システム”で、最短3ヵ月でデビューを目指す
インタビュアー:
3ヶ月でデビューというのは本当に可能なのでしょうか?
古藤さん:
そのためには条件がたくさんあるんですが、まず一つは6月までに内定を決めた人です。
具体的な練習の日程があって、学生のうちから夏休みに練習させます。もちろん早期教育の子達には、夏休みから練習してもらうってことの確認をしておき、さらにその子の学校の先生にもこういう内容でこの子はやらせていきますっていうのをキチンと伝えています。
インタビュアー:
学校にまでお伝えするんですね。
古藤さん:
そうです。かなり練習もさせていきますから。キチンと伝えておかないと色々問題になりかねないので、学校の先生を味方につけてやってますね。(笑)
そうして、夏休み、冬休み、春休みの練習に来てもらい、4月からは20日出勤で10日休みのスタイルになります。
大体の計算では、一人の人がスタイリストデビューまでに300時間は必要になります。
練習するときは、今日やって明日やらなくて明後日やって、朝一時間だけやって、というように結構ばらつきがあることが多いのですが、それってまた覚えて忘れての繰り返しですよね。
20日出勤で10日休みのスタイルになると、圧倒的にその10日間のうち6日間は1日8時間は練習できるんです。
8時間練習するのと日が飛んで1時間ずつ毎日練習したのとではどちらが成長するかと言えば、集中制、連続でやった方が成長します。
思い出す時間の遅れが無いので、30分思い出す時間で30分成長した、そしてまた次の日30分ダウンして、という内容になるより連続でやった方が良いということです。
出勤の中の練習は平日に5時間行うので、出勤20日間の中に土日が8日間含まれていたとしても、60時間確保できます。
休日10日のうち、8時間の練習を6日してもらえれば48時間ですよね。すると1ヶ月に108時間。これを3ヶ月続ければ、324時間になります。
祝日などを考慮しても、夏休みや冬休みの分があるので十分300時間に到達します。なので3ヶ月でいけるかと。
インタビュアー:
確かにそう聞くといけそうな気がしますね。
古藤さん:
はい。従来の「少しの時間の練習を合間合間に長く続ける」のではなく、「まとまった時間の練習を連続で短期間やる」んです。
従来の方式だと練習の間が空いてしまうので、思い出す時間も必要になってきてしまいます。それだと、3歩進んで2歩下がるみたいじゃないですか。そういう観点で3ヶ月間ぎゅっと濃密にさせてしっかり成長してもらうという感じです。
インタビュアー:
確かに濃密に行なう方が効率も良さそうですね。
古藤さん:
今その早期教育プログラムを受けてもらう子を5人だけ決めています。
5人のうち3人、もし仮に上手くデビューさせることができれば、ウチは3ヶ月でデビューしましたと言えますよね。
インタビュアー:
はい。言えると思います。
古藤さん:
そうすると、ウチに入りたいと思ってくれる優秀な学生さんが増えますよね。
この早期教育システムを受けるには、6月に内定を取っていることが条件の一つだと先ほど言いましたが、それとは別に「特待生制度」というものもあります。
インタビュアー:
特待生、ですか?
古藤さん:
はい。学校で賞を取っていることやコンテストで入賞している人たちは、学生の時から特に頑張っているのに、美容室に入る時に別に特典とかがあるわけではありません。
しかし、ウチはそれを評価してその人たちに早期教育システムを受けられる権利を最優先にあげています。
なので、この3ヶ月でデビューさせるというプランが成功すれば、次からさらに優秀な学生を確保することができると考えています。
インタビュアー:
確かに、学生も自分の頑張りを評価してもらえる美容室を選びたいと思います。
古藤さん:
なので、この3ヶ月の早期教育システムを全員にやってもらおうとは全然考えておりません。
早期教育システムにも色々なパターンがあり、他の例を挙げますと、少しエスコートというチラシ配りで評価がある人が4か月間できる内容であったり、「3ヶ月15万円で休みも練習する」までいかなくとも、18万円の内容の中での早期育成もあるんですよ。
むしろそちらの方が今は多数派になっています。
インタビュアー:
その方々に合わせて、色々なパターンから早期のデビューを目指せるんですね。
古藤さん:
そうなんですよ。色んなパターンの中で自分のやりたいようにやればいいと思っています。
例えば、まつエクやりたい子はまつエクアシスタントというのもあるので、アシスタントをやりながらまつエクの入客も可能。それも全部営業時間で練習できます。他の美容室ではなかなかありません。
インタビュアー:
はい。なかなか難しいと思います。
古藤さん:
早期教育とニーズに合わせた様々なパターンがあることが、ウチの教育システムの特徴ではないかと思います。
インタビュアー:
なるほど。ただの早期育成だけでなく、それぞれに合わせられるということも大きな特徴ですね。
それでは次回、古藤さんがサロン内の雰囲気を良くするために取り組まれたことについて聞いていきたいと思います。
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