Recodeさんから取材を受けインタビュー記事が掲載されました。
ぜひ読んでください。
「RECODE | 美容の明日を考える」インタビュー企画 第18弾・Vol.1
RECODEでは「美容の明日を考える」というテーマで、様々なシーンで活躍される方にインタビューを行っています。今回はその第18弾として、創業3年にしてヘアサロンを7店舗展開。それだけでなく、マツエク7店舗、ネイル、リラクゼーション、エステを1店舗ずつ幅広く展開、急成長しているサロン、hair resort Ai代表古藤知裕氏(以下古藤さん)に、新規顧客獲得のために行っている集客方法などについてお伺いしました。(1/7)
時間帯を分析し営業に反映させることがポイント
インタビュアー:
今回は「美容の明日を考える」というテーマで、創業3年で7店舗を展開し、サロンだけにとどまらず、マツエクを7店舗、ネイルやリラクゼーション、エステと幅広く事業を展開し、総スタッフ150名を越え、年7億を売り上げる新進気鋭の美容室hair resort Aiの代表、古藤知裕さんにお話をお伺いしていきたいと思います。
それではよろしくお願いします。
古藤さん:
よろしくお願いします。
インタビュアー:
それでは早速なんですが、hair resort Ai様が新規顧客獲得のためにWebなどを使って実践していることを教えてください。
古藤さん:
はい。集客に関してですね。
新規顧客獲得に関してはホットペッパーが中心です。
インタビュアー:
意外にスタンダードなのですね。なぜホットペッパーが中心なのでしょうか?
古藤さん:
楽天ビューティーとかでもやってみたことはあったんですが、ホットペッパーのみの時点で断らなければならないほど予約が多かったんですよ。
そして実際一人あたりの金額、費用対効果を考えたときに、ホットペッパーの方が良かったんですね。
今もホットペッパーで1店舗あたり月間800人来るんです。
他のサロンさんと比べても、十分な数の新規のお客さんが来てると思うので、ウチではホットペッパーを中心にしています。
あと、ホットペッパーを使った集客の仕方として他のサロンさんとちょっと違うと思う点は、時間分析をして価格設定やクーポンの発行を臨機応変に行なっていることですかね。
インタビュアー:
具体的にどのようにしていらっしゃるのですか?
古藤さん:
例えば、土日は混むので金額を上げたり、時間帯でこの時間が空きがあるよねっていうときはクーポンで安くしたりするなどです。
実際、そのときの状態を見て数時間で変えるときもあります。毎回ずっと同じクーポンを出しているということはありません。
暇な時間帯や忙しい時間帯というのは各店舗によって様々なので、常に時間分析をして、その時々に応じて営業に反映させることは大事だと思いますね。
インタビュアー:
なるほど。タイミングや客層に合わせて変えていくという感じなのですね。
古藤さん:
はい。あとはメンズ客が多いお店に関してはメンズクーポンを打ち出したりとか、そういうのもやっているので(ホットペッパーでも客層などの)ある程度の操作はできます。
インタビュアー:
ホットペッパー1つでも時間や客層を分析し、臨機応変に対応することによって集客力がグンと伸びるんですね。他には何かありますか?
古藤さん:
あとはInstagramなどもやってますが、そちらは新規顧客の獲得の為というよりは求人の為に使っている感じなんですよね。
あとは、フリーワードで検索してもウチの店は上に来るようにしています。今の子たちの美容室選びって、ホットペッパービューティーがメインだとは思うので、やっぱり重要です。
インタビュアー:
SEO対策の方もしっかりやられているということですね。
古藤さん:
そうですね。
“新規集客”だけでなく、そこから“既存顧客”にするために
インタビュアー:
ホットペッパーでの集客が中心とのことですが、Webを使わない方法で何か力を入れていることはありますか?
古藤さん:
チラシ配りをやっています。それを新人には4ヶ月間頑張ってもらっています。やっぱり延々とやるのはしんどいですしね。
インタビュアー:
Webが中心の今、チラシ配りの効果はどのくらいあるのですか?
古藤さん:
チラシ配りで来たお客さんは地元の方なので、VIP客になる確率がホットペッパーなどのWeb系と比べて高いんですよ。
インタビュアー:
そうなんですか!?
古藤さん:
はい。新規集客の考え方なんですけど、ただお客さんが来ればいいという考え方なら、ホットペッパーだったりのWeb関係で十分だと思います。
けれど、Webを見て来てくれるお客さんは、またWebを見て他のとこにいってしまう可能性があると思うんですよね。だから僕は、ただお客さんが来ればいいとは考えていません。
なので、「スタイリストになったときに、毎回変わる新規のお客さんを担当するのか、地元のお客さんでずっと来てくれる人を担当するのかどっちがいいと思う?」って話をいつも新人にもしています。
だから外でチラシを配って、それで来てくれるお客さんのために、ネットの予約を切ることが普通にあります。
インタビュアー:
通い続けてくれるお客さんを大事にしていらっしゃるんですね。
新規集客だけに目を向けているのではないとのことでしたが、新規で来てくれたお客さんを固定するために何かしていることはありますか?
古藤さん:
ウチではLINE@を活用しています。
次回の予約をLINE@で取ってもらうという形で使ってもらうんです。
インタビュアー:
その効果はどのくらいあるんですか?
古藤さん:
良いお店だと50%近くのリピート率があります。
実践している方法としては、まずLine@に登録してもらい、「次回の予約をしてもらっているんですよ」といった話をします。
「今はまだちょっと予定がわからない」っていう人でも、「LINE@で気軽に変更してもらって大丈夫です。仮予約でもまずココっていう日にちを決めてもらえれば、3回分まではこの金額でやらせていただきますよ」という仕組みにしてるんです。
新規顧客を毎回必死で取るより、1回来たお客さんに対して2回3回来させるほうが簡単じゃないですか。
インタビュアー:
はい。
古藤さん:
なので、例えば100%前予約を取ったとして、実際そのうちの半分しか来なかったとしてもリピート率50%ですよね。
一番お客さんが来てくれなくなる理由は、私たちが喫茶店や居酒屋を選ぶ時と同じように「なんとなく」じゃないかと思うので。
まあまあ良いなと思っても2回3回と来なくなる理由は、特にそこにこだわる理由がないからではないでしょうか。
でもウチの場合は、予約を取っているということがあったり、LINE@で自分たちからアプローチをかけることもできます。なのでリピート率が他のサロンさんよりも全然良いのだと思います。
インタビュアー:
なるほど。LINE@を活用して、もう一度hair resort Aiへ行く理由を作ってあげていらっしゃるんですね。
次回はサロンの特徴や、福利厚生についてなどお伺いしていきます。
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